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Persona (浜田麻里のアルバム)

日本の浜田麻里のアルバム ウィキペディアから

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Persona』(ペルソナ)は、浜田麻里の16枚目のアルバム。MCAビクターから1996年3月11日に発売された。

概要 浜田麻里 の スタジオ・アルバム, リリース ...
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制作

今作から、本格的にセルフプロデュースを担当することになる作品となった[2]。理由として、アルバム『IN THE PRECIOUS AGE』(1987年)の制作のために渡米してから10年近くが経過し、ある程度ノウハウが身につき、「それまでの私のあり方に自ら決別しつつあった」としたうえで、アルバム『Anti-Heroine』(1993年)にミックス・エンジニアのビル・ドレッシャーと楽曲制作したことで新しい制作方法が見えてきたといい、「今に繋がっている、私とビルを軸とした制作方法です」と語っている[2]

本作ではウェットな感覚のポップスAOR系の楽曲が多いのが特徴で、周囲から「こんなに変わっちゃったのか」という否定的な反応が大きく、浜田は「少し悲しく感じはしましたが、それはそれで仕方ないことだとも思っていました」としたうえで、アルバム『Anti-Heroine』を発表後に、メジャーな女性ロックの先駆的なイメージでの私の役割は、そろそろ終えようと考えていたといい、「すでにコマーシャルロック風の女性シンガーがかなり増えたように思えたからです。だから、私はもっと先に行きたいっていう目線でしたね。また違うフェーズに行ってみんなを驚かせたいなって。それまでの殻を破るような作品にしたかったんですよね。ただ、振り返るとその原動力は、やはり私の内なる反逆だったのだろうと今は思います」と懐古している[2]

アルバム『Anti-Heroine』が発表した辺りから、自身の心身の疲れと海外戦略の未熟さや人に対する不信感が尾を引いていたとに加え、MCAビクターのA&Rが当作品を批判し、大暴れしたことをきっかけに、事務所スタッフも「MCAビクターとこのままいい形で仕事を続けていけるのだろうか」という懸念を持ち始め、徐々にA&Rとマネージャーとの間に軋轢が表面化していった[2]。浜田は「テレビにも出ない、音楽性はみなさんが思うところのマニアックに行き過ぎていて、多くの方が求めている浜田麻里像ではないとか、いろいろ不満が渦巻いていたんだろうと。やがて私は誰とも話をしなくなりました」と振り返っており、浜田自身は移籍に関して全く考えていなかったが、新聞に『浜田麻里移籍』と大きく掲載されてしまったことで、後に引けない状況だったという[2]。結果的に騙された形で移籍せざるを得なくなった状況となり、今作を以てMCAビクターから発表した最後の作品となった[2]

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批評

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『CDジャーナル』は、レビュアーが当時の浜田の印象を「彼女くらいのキャリアになると常に前作の延長線上になることも多々あるだろうが、今回はとても新鮮な印象を受けた」としたうえで、「シングルにもなった『Hey Mr.Broken Heart』の、繊細なサウンドに乗せた彼女の声はどこまでも瑞々しい」と肯定的に評価している[3]

収録曲

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参加ミュージシャン

要約
視点

Luna Sympathy

Hey Mr.Broken Heart

Crazy Love

  • Guitar : Michael Landau
  • Keyboards : Robbie Buchanan
  • Programming : 大槻啓之, Robbie Buchanan

Indian Summer

  • Drums : John Robinson
  • Bass : Neil Stubenhaus
  • Guitar : Michael Landau
  • Keyboards : Robbie Buchanan
  • A.Guitar : Dean Parks

Love Forever

  • Guitar : Michael Landau
  • Keyboards : Kevin Savigar
  • Additional Keyboards : Robbie Buchanan
  • Bass : Leland Sklar
  • Percussions : Lenny Castro
  • Programming : Kevin Savigar
  • Additional Programming : Fumiaki Nakao

Anemos

  • Guitar : Michael Landau
  • Keyboards : Robbie Buchanan
  • Programming : Robbie Buchanan

Antique

  • Drums : John Robinson
  • Bass : Abraham Laboriel
  • Guitar : Michael Landau
  • Keyboards : Robbie Buchanan
  • A.Guitar : Tim Pierce

Distance (Lost in love)

  • Drums : Carlos Vega
  • Bass : Leland Sklar
  • Keyboards : Robbie Buchanan
  • A.Guitar : Tim Pierce
  • Programming : 山下恭文

Long long way from home

  • Guitar : Michael Landau
  • Bass : Leland Sklar
  • Keyboards : Robbie Buchanan
  • Programming : 大槻啓之, Robbie Buchanan

Be Yourself

  • Drums : Carlos Vega
  • Bass : Leland Sklar
  • Guitar : Michael Landau
  • Keyboards : Robbie Buchanan

Umbrella

  • Drums : Carlos Vega
  • Bass : Leland Sklar
  • Guitar : Michael Landau
  • Keyboards : Robbie Buchanan

Can't get you close enough

  • Bass : Leland Sklar
  • Guitar : Michael Landau
  • Keyboards : Kevin Savigar
  • Additional Keyboards : Robbie Buchanan
  • Programming : Kevin Savigar

Soleil

  • Keyboards : Robbie Buchanan

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メディアでの使用

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リリース日一覧

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脚注

外部リンク

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