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Small Basic

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Microsoft Small Basic (マイクロソフト スモール ベーシック)はマイクロソフトの学習用プログラミング言語である。

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概要

同社のVisual Basicと同様にBASIC言語を基に作られているが、Visual Basicはオブジェクト指向言語であり、本格的なソフトウェア開発にも使用されるのに対し、Small Basicはオブジェクト指向の概念は無く、プログラミングの入門者向けツールという位置づけである[1]

従来、Visual Basicもプログラミング言語の中では初心者向けと言われていたが、機能拡張も図られてきた反面、文法は複雑化し特にVB.NET以降はオブジェクト指向への対応が強化され、初心者にとってハードルが高いものとなっていった。

Small Basicでは、これらの初心者がつまづきやすい要素を排除し、容易に習得できるよう命令や文法は最低限であり、非常にシンプルにまとめられている。

歴史

マイクロソフトは、Small Basicに関して2008年10月にアナウンスを行い[2]、最初の安定版を2011年7月12日にリリースした[3]。このリリースは、MSDN(Microsoft Developer Network)上で行われ、学習用のカリキュラム[4]や入門ガイド[5]も同時に公開された。先のアナウンスとこの安定版のリリースの間には、多数のコミュニティーによるテクノロジープレビュー(CTP)リリースが行われている。

2015年3月27日、マイクロソフトはSmall Basicのバージョン 1.1をリリースした。このリリースはバグの修正を含むとともに、対象となる.NET Frameworkのバージョンが3.5から4.5に更新された。

その後、マイクロソフトはSmall Basicのバージョン1.2を2015年10月1日にリリースした[6]。バージョン1.2は、4年間新機能が追加されなかったSmall Basicに対する、はじめての機能追加のアップデートとなった。このアップデートでは、同社のKinect motionセンサーのためのクラスが追加された[6]ほか、辞書において多くの言語のサポートが追加され、バグ修正も行われた。

2019年2月19日、マイクロソフトはSmall Basic Online(SBO)をアナウンスした。これは、オープンソースソフトウェアで、GitHubにおいてMITライセンスのもとでリリースされた[7][8]

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脚注

外部リンク

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