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TRS-4D
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TRS-4Dは、ドイツのヘンゾルト社[注 1]の艦載用3次元レーダー。アメリカ海軍ではAN/SPS-80として制式化している[1]。
設計
本機の動作周波数はCバンドで、窒化ガリウム(GaN)半導体素子を用いたアクティブ・フェーズドアレイ・アンテナ(AESAアンテナ)を用いている[1]。
アンテナの実装方式としては、4面を固定式に設置する方式(Fixed Panel)と、1面を回転式に設置する方式(Rotator)とがある[1]。どちらも、最大探知距離は250 km、また小型水上目標に対する追尾距離は14 kmで変わらないが、戦闘機大の空中目標に対する追尾距離は、固定式では110 kmなのに対して回転式では100 kmとされている[2][3]。また追尾可能目標数も、固定式では1,500個なのに対して回転式では1,000個とされている[2][3]。外洋ばかりでなく、目標が輻輳する沿海域でも威力を発揮し、無人航空機やミサイル、潜望鏡のような小型目標にも対処可能である[1]。2013年末には北海やバルト海で数週間にわたる試験が実施され、高性能を発揮したと伝えられる[1]。
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採用国と搭載艦
- フリーダム級沿海域戦闘艦 - 初期建造艦のTRS-3Dにかえて、9番艦以降で回転式を搭載。
- アルミランテ・コクレーン級フリゲート(旧英23型) - 改修により回転式を後日装備。
- 125型フリゲート(バーデン・ヴュルテンベルク級) - 固定式
- 126型フリゲート(ニーダーザクセン級) - 固定式
- 130型コルベット(ブラウンシュヴァイク級) - 6番艦以降で回転式を搭載。
- タマンダーレ級フリゲート
脚注
参考文献
関連項目
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