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WASP-52
ペガスス座の恒星 ウィキペディアから
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WASP-52は、ペガスス座の恒星で12等星。太陽系外惑星が発見されている。
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概要
K2のスペクトルを持つ[1]橙色の主系列星で[4]、ガイア計画で観測された年周視差によると地球から約573光年の位置にある[注 1]。半径、質量とも太陽よりやや小さく、誕生から2~7億年[3]と太陽(46億歳)に比べて若い恒星である。
2011年、太陽系外惑星探索コンソーシアム「WASP(Wide Angle Search for Planets)」のチームが2008年から2011年にかけて行ったトランジット法による探査で太陽系外惑星WASP-52bが発見された[3]。この惑星は、木星の約1.3倍の半径を持ちながら半分未満の質量しかなく、主星からわずか0.03天文単位 (au) の軌道を約1.75日の周期で公転している[3]。
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名称
2019年、世界中の全ての国または地域に1つの系外惑星系を命名する機会を提供する「IAU100 Name ExoWorldsプロジェクト」において、WASP-52 と WASP-52b はトルコ共和国に割り当てられる系外惑星系となった[4]。このプロジェクトは、「国際天文学連合100周年事業」の一環として計画されたイベントの1つで、トルコ国内での選考、国際天文学連合 (IAU) への提案を経て、太陽系外惑星とその母星に固有名が承認されるものであった[6]。2019年12月17日、IAUから最終結果が公表され、WASP-52はAnadolu、WASP-52bはGöktürkと命名された[2]。Anadoluは、トルコの国土の大部分を占め、トルコ文化の発祥の地でもあるアナドル(アナトリア、小アジア)。Göktürkは、トルコ人の歴史的な起源にあたり、最初の国家を建てた突厥を指す。また、“Gök”は「空」を意味する言葉でもあり、トルコの人工衛星(ギョクテュルク-2)の名前にもなっている[2]。
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脚注
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