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アフガニスタンの仏像は破壊されたのではない恥辱のあまり崩れ落ちたのだ

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アフガニスタンの仏像は破壊されたのではない恥辱のあまり崩れ落ちたのだ』(アフガニスタンのぶつぞうははかいされたのではないちじょくのあまりくずれおちたのだ、ペルシア語: 『 بودا در افغانستان تخریب نشد، از شرم فرو ریخت 』)は、日本語で翻訳出版された書籍。モフセン・マフマルバフのスピーチ、レポート、書簡の翻訳集である。

概要 アフガニスタンの仏像は破壊されたのではない恥辱のあまり崩れ落ちたのだ, 著者 ...

題名は、モフセン・マフマルバフによる同名のレポートから。

アフガニスタン仏像」は、バーミヤーンにある石窟寺院仏陀の像(バーミヤン渓谷の文化的景観と古代遺跡群)である。

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概要

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消失前後のバーミヤーンの石仏

モフセン・マフマルバフ監督映画『カンダハール』の日本公開に合わせ、2001年5月、映画配給会社のオフィスサンマルサンにより出版は企画された。同社は、ムヴィオラ代表の武井みゆきに翻訳を依頼した。

アフガニスタンに関するマフマルバフのレポートの英訳版『The Buddha Was Not Demolished in Afghanistan, It Collapsed Out of Shame』から武井みゆきが翻訳し、イスラーム研究者の渡部良子がペルシア語と照合した。

英訳本の他、マフマルバフ・フィルム・ハウスの公式サイトを参照して、映画『カンダハール』によるフェリーニメダル受賞記念のマフマルバフのスピーチと、ハータミー大統領宛ての公開書簡とともに、翻訳、作成が進められた。

2001年9月11日アメリカ同時多発テロ事件が発生する中、翻訳が急がれ、現代企画室は緊急出版を敢行した。

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内容

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翻訳者

  • 武井みゆき
宣伝・映画配給会社ムヴィオラ代表。モフセン・マフマルバフの映画上映のほか、ウカマウ集団の映画全作品の上映を手掛ける。
「(アフガニスタンに対する)『世界の無知』を伝え」「世界を理性の側に踏みとどめる」として本書へ情熱を傾ける。
  • 渡部良子
1997年から1998年、テヘラン大学に留学し、文学部歴史学科博士課程に学ぶ。東京大学大学院人文社会系研究科の博士課程に在学中、前近代イラン・イスラーム史を専攻。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所の非常勤研究員として、中東イスラーム研究教育プロジェクトに参加する。ほか、上智大学非常勤講師など。
本書では、マフマルバフのレポートに同意できない部分もあるとし、例として、マフマルバフによる部族文化批判やブルカ否定、欧米寄りな視点などを挙げる。映像作家としての感性は評価している。

関連項目

脚注

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