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プレイ・ザ・ブルース (バディ・ガイ&ジュニア・ウェルズのアルバム)

バディ・ガイ&ジュニア・ウェルズのアルバム ウィキペディアから

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プレイ・ザ・ブルース』(Play the Blues)は、アメリカ合衆国ブルース・ミュージシャン、バディ・ガイジュニア・ウェルズが連名で1972年に発表したスタジオ・アルバム

概要 『プレイ・ザ・ブルース』, リリース ...
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背景

ガイとウェルズが1970年にローリング・ストーンズのヨーロッパ・ツアーのオープニングアクトを務めていた頃、エリック・クラプトンアトランティック・レコード社長アーメット・アーティガンにガイを推薦したことから、本作の録音が始まった[2]。ローリング・ストーンズのツアー終了後、ガイとウェルズはクラプトンと共にレコーディングに入り、クラプトンはアーティガン、トム・ダウドと共同でプロデュースにも携わった[1]。当時クラプトンはヘロイン依存の問題を抱えており、ガイは「後々エリックは俺に、このレコードを作ったことは殆ど記憶にないって言っていたよ。当時の彼は四六時中ハイになっていた」と語っている[2]。なお、クラプトンは後にガイの『Damn Right, I’ve Got the Blues』(1991年)、『Skin Deep』(2008年)といったアルバムにもゲスト参加している[3]

1970年の録音は一旦棚上げとなるが、1972年にガイとJ・ガイルズ・バンドにより録音された2曲が追加されて、本作が完成した[2][4]。なお、1972年のセッションはウェルズ不在で行われ、マイケル・カスクーナがプロデュースした[1]

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評価

Bill Dahlはオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け「このアルバムの制作過程に問題があったことを考えれば、とても素晴らしい結果に至った」と評している[4]。また、ロバート・クリストガウは「ウェルズがブルー・ロック英語版で制作したR&B寄りのアルバムが証明しているように、ブルースの聴衆を広げようという試みは、どんな方法であれ概ね失敗に終わるが、少なくともこのアルバムは音楽的に成功しており、ウェルズがヴァンガードデルマークに残してきた作品と同様リラックスして、熱烈で、そして正統派の内容だ」と評している[5]

2013年には、Ted Drozdowskiによって「エリック・クラプトンのサイドマンとしての録音ベスト10」の一つに選出された[3]

収録曲

  1. ア・マン・オブ・メニー・ワーズ - "A Man of Many Words" (Buddy Guy) - 4:02
  2. マイ・ベイビー・シー・レフト・ミー - "My Baby She Left Me (She Left Me a Mule to Ride)" (Sonny Boy Williamson I) - 3:11
  3. カム・オン・イン・ディス・ハウス/ハヴ・マーシー・ベイビー - "Come on in This House / Have Mercy Baby" (Junior Wells) - 4:23
  4. T-ボーン・シャッフル - "T-Bone Shuffle" (T-Bone Walker) - 4:19
  5. ア・プア・マンズ・プリー - "A Poor Man's Plea" (J. Wells) - 3:13
  6. メッシン・ウィズ・ザ・キッド - "Messin' with the Kid" (Mel London) - 2:15
  7. ディス・オールド・フール - "This Old Fool" (B. Guy) - 3:10
  8. アイ・ドント・ノウ - "I Don't Know" (Willie Mabon) - 4:30
  9. バッド・バッド・ウィスキー - "Bad Bad Whiskey" (Thomas Davis) - 4:15
  10. ハニードリッパー - "Honeydripper" (Joe Liggins) - 3:50

参加ミュージシャン

1970年10月、マイアミ

1972年4月、ボストン

  • バディ・ガイ - ボーカル、ギター
  • J・ガイルズ - リズムギター
  • マジック・ディック - ハーモニカ
  • セス・ジャストマン - ピアノ
  • ダニー・クレイン - ベース
  • スティーヴン・ジョー・ブラッド - ドラムス
  • ジューク・ジョイント・ジミー - フット・タッピング
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脚注

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