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十谷温泉

山梨県富士川町にある渓谷が有名な温泉 ウィキペディアから

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十谷温泉(じっこくおんせん)[注 1]は、山梨県南巨摩郡富士川町(旧甲斐国)にある温泉鉱泉)。この項目では十谷地域および至近にある甲州鰍沢温泉 かじかの湯についても述べる。

概要 十谷温泉, 温泉情報 ...

概要

狭い地域にカルシウム・塩化物泉(十谷上湯温泉)[1]や単純硫黄冷鉱泉[2]など多種の源泉が湧くのが大きな特徴[3]であったが、2024年現在営業する十谷地区の温泉旅館含鉄(Ⅱ、Ⅲ)-カルシウム-硫酸塩冷鉱泉が源泉の「山の湯」1軒のみとなっている[4][5]

周辺を流れる富士川の支流大柳川大柳川渓谷)には吊橋も複数あり、新緑紅葉渓谷として、またハイキング釣りキャンプの名所として著名である。

効能

筋肉痛こわばり・軽度高血圧・軽い喘息うつ疲労回復など[6]

歴史

起源は戦国に遡るともいわれ、天狗の湯治伝説も残る由緒ある秘湯だが、大正時代に山崩れ[注 2]に遭い温泉街が壊滅[注 3]したため当時の詳細は不明である[7]

現在に続く温泉街は1960年に復興したものという[7]

十谷地区

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2018年に撮影された十谷地区。

地名は10の谷があること、または山谷が広いことに由来するといわれる[8]

かつては峠道を介して早川沿岸や、石膏鉱山があった茂倉[9]甲府を結ぶ中継地として賑わった[10]。現在も早川町西山温泉奈良田温泉光源の里温泉方面への林道がのびているが、1車線幅、及び一部未舗装のため注意が必要である[11]

源義光が築城した源氏山がほど近いことからこの地域は源氏に縁があり、富士川町の郷土料理「みみ」はそこから発祥したとも伝わる[12][13]。歴史ある町並みで石畳も残るが、昨今は限界集落化が進んでいる[14]

周辺の山は県が林業雇用を推進している[15]

甲州鰍沢温泉 かじかの湯

集落から約3 km東、大柳川下流の鳥屋地区にある温泉施設[16]。地下1,400 mから湧出する。前述のとおり源泉も多種であり、「食塩泉芒硝泉石膏泉がミックスされたようなユニークな成分の温泉」と紹介されている[17]。弱アルカリ性で、筋肉痛や冷え性、慢性婦人病などへの効能があり、濃度が高いため「療養泉」として多くの人が訪れる[18]

アクセス

脚注

関連項目

外部リンク

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