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川口市立神根中学校
埼玉県川口市にある中学校 ウィキペディアから
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概要
埼玉県川口市石神に位置する公立中学校であり、2025年10月現在の生徒数は485名である。校長は2025年(令和7年)4月1日に着任した寺田和成(てらだ かずなり)が務めている。
学区は首都高速川口線と東京外かく環状道路、東北自動車道が交わる川口ジャンクションの至近にありながら、学校周辺は自然環境が維持されており、野鳥の生息も確認されている。学区内および近隣には川口市立グリーンセンター、赤山歴史自然公園、赤山城、安行緑化センターなど、市営の自然公園や緑化施設が多数存在する。
通学区域が広範であるため、全生徒の6割から7割近くが自転車で通学している点に特徴がある。
学校経営方針
学校教育目標(目指す生徒像)
主体的に学び合い 心豊かで たくましい生徒
学校が目指す理念として、「自他共に認め合い学び合う夢と笑顔と潤いのある学校」を掲げている。これは「言葉を大切に、心を形に、行動を前向きに」という指針のもと、以下の実践を目指している。
- 多様性の尊重と人権感覚の育成を基盤とし、互いに認め合い高め合う学習環境の構築。
- 生徒の自尊感情と自己有用感を育み、夢を語れる学校。
- 地域からの信頼を重視し、歌声と笑顔、そして潤い(精神的な豊かさ)のある安全・安心な環境の実現。
また、学校の理念を実践するための目指す教師像として、「生徒一人一人を大切にするあたたかな教師」を定義し、使命感、共感力、指導力、向上心、人間性、組織力といった多角的な能力を重視している。特に「チーム神根中」のもと、個と和を尊重する組織的な指導体制の確立を目指す。
制服
制服(通学服)は、指定の業者にて取り扱いが行われている。
- ネクタイ:マゼンダ(赤紫)を基調としたクレスト・ストライプタイを採用している。この色は、学校周辺の自然に実る木の実をイメージしたものであり、「ゆたかに実れ、我らの神根中」という校歌のフレーズに通じる、生徒の成長と豊かな人生への願いが込められている。
- 通学かばん:通称「黒バッグ」と呼ばれる指定かばんを使用する。
- 体育着:半そで体育着、ハーフパンツ、ジャージ上下が指定されており、全てに名前の刺繍を入れる。
制服および通学かばんは、川口学生洋品協働組合事務所やスクールベン日の出屋などの取次ぎ業者を通じて購入する。体育着の取次ぎ業者は山愛スポーツである。
通学区域
校門から実測距離が1.3kmより遠く、通学区域内に在住している生徒は自転車通学が認められている。
部活動
2022年度(令和4年度)の第2学期(3年生の引退後)より部活動任意加入制を導入している。これは、川口市内の全中学校が2023年度(令和5年度)に導入した任意加入制に先行するものである。
運動部
- 野球部
- サッカー部
- ハンドボール部(男・女)
- 陸上部
- 水泳部
- 剣道部
- バスケットボール部(男・女)
- 卓球部(男・女)
- バレー部(女)
文化部
- 吹奏楽部
- 美術部
- 家庭科部
- 科学技術部
校歌
校歌は、作詞を清水正吾、作曲を土肥泰が担当している。
全3番からなり、歌詞には「むさしの」や「秩父嶺」といった地理的要素、また「けやきの大樹」といった地域の文化や歴史を示唆する表現が含まれている。各番では「やりぬく心と きたえる力」「あふれる文化」「きわめる科学」など、生徒の心身の成長、学問、そして未来への飛躍を願うメッセージが込められている。
保護者との連絡体制
川口市では、災害時における緊急連絡および安否確認の迅速化を図るため、市内全学校でメール配信システムを導入しており、同校もこれを活用している。
このメールシステムは、緊急時の連絡(災害時、不審者情報、感染症対応など)のほか、悪天候による登下校時刻の変更や学校行事の変更など、日常的な連絡手段としても使用されている。保護者に対しては、家庭との連絡体制整備のため、本システムの登録が推奨されている。登録手順および学校IDは、年度当初に学校から配布される「登録手順書」に記載されている。
交通アクセス
同校への主な交通アクセスは以下の通りである。
鉄道
- 埼玉高速鉄道(SR)
- 新井宿駅より、徒歩約20分。
- 戸塚安行駅より、徒歩約20分。
バス
- 国際興業バス
- JR武蔵野線東浦和駅または埼玉高速鉄道新井宿駅より乗車し、「石神下」停留所下車、徒歩約2分。
- 県道103号上の「新町東」停留所より、徒歩約5分。
自動車
- 首都高速川口線
- 下り線:新井宿インターチェンジ (IC) 出口より、車で約3分。
- 上り線:安行インターチェンジ (IC) 出口より、車で約15分。
沿革
- 1979年(昭和54年)
- 4月1日:川口市立神根中学校設立許可。川口市立北中学校を一部分離して川口市立神根中学校として新設発足。
- 4月9日:新2年生126名3学級がプレハブの仮校舎で開校式を実施する。
- 4月10日:新入生149名4学級と新2年生で第1回入学式を実施する。
- 5月28日:川口市立神根中学校生徒会発足。
- 6月6日:校旗、校章を制定する。校章は生徒が考案した物が採用された。
- 6月15日:校歌が作詞される。
- 8月29日:新校舎に移転する。
- 9月10日:プレハブ旧校舎解体撤去。
- 9月23日:第1回運動会開催。
- 1980年(昭和55年)
- 7月19日:25mプール完成。
- 10月30日:第1回開校記念日。
- 1982年(昭和57年)9月29日:管理棟着工。
- 1983年(昭和58年)11月19日:管理棟竣工。
- 1986年(昭和61年)10月15日:バスケットコート舗装。
- 1987年(昭和62年)9月4日:校庭整備・夜間照明設置。
- 1988年(昭和63年)10月29日:創立10周年記念式典を挙行する。ロータリー整備竣工、彫像「希望の像」設置。
- 1989年(平成元年)3月16日:駐輪場増設。
- 1990年(平成2年)12月4日:南側花壇造成。
- 1991年(平成3年)
- 9月12日:グランド散水設備設置。
- 11月26日:教室棟前・給食室前花壇造成。
- 1992年(平成4年)10月19日:コンピューター機器設備完成。
- 1993年(平成5年)6月7日:校庭東側「憩いのベンチ」設置。
- 1994年(平成6年)
- 6月:校庭東側フェンス設置。
- 9月:教室棟地盤沈下補修工事完成。
- 1995(平成7年)10月6日:武道館「健武館」竣工、プール側に駐輪場増設。
- 1996(平成8年)
- 1月31日:教室棟東側花壇造成。
- 5月31日:多目的ホール改修工事完成。
- 8月30日:教室棟生徒用下駄箱新製。
- 1997年(平成9年)8月25日:教室棟外壁塗装工事完成。
- 1998年(平成10年)
- 8月26日:教室棟廊下階段室壁塗装工事完成。
- 10月31日:創立20周年記念式典挙行する。
- 1999年(平成11年)
- 1月11日:さわやか相談室改修工事完了。
- 6月15日:プール改修工事(底部漏水対策)完了。
- 8月12日:変電設備取替え工事完了。
- 8月31日:コンピューター室改修工事(機器入替)完了。
- 2000年(平成12年)
- 3月31日:校庭北側防球ネット設置工事完了・プール改修工事(プールサイド・フェンス・配管)完了。
- 8月31日:管理棟外壁塗装工事完了。
- 2001年(平成13年)8月31日:屋外コート改修工事完了。
- 2002年(平成14年)8月31日:教室棟トイレ改修工事完了。
- 2008年(平成20年):創立30周年記念式典を挙行する。
- 2009年(平成21年)
- 新型制服・ジャージの使用を開始。
- 時期不明:校庭に散水用スプリンクラー設置。
- 2010年(平成22年)12月:教室に扇風機設置・体育館前に下駄箱増設・図書室床改修。
- 2011年(平成23年)
- 3月11日:卒業式予行終了直後に東日本大震災発生。昇降口階段破損・屋外バスケットボールコートに亀裂発生・プールの水が溢れるなど多少の被害がでるも、特に負傷者は発生せず30分ほど校庭で待機ののち下校となった。
- 3月15日:31期生卒業に伴い、旧型制服全廃。
- 8月:屋外バスケットボールコートの修理完了。
- 2025年 (令和7年) 2月28日:佐藤学 (教育学者)率いる第12回学びの共同体国際会議が当校と川口市立北中学校で行われた。
- 2025年(令和7年) 5月19日:学びの共同体 授業研究会が体育館で行われる。下校時間が変更された。
- 2025年(令和7年) 10月11日・15日:第46回体育祭が2025年(令和7年)10月11日(土)および10月15日(水)の2日間にわたり開催された。当初は10月11日(土)に全プログラムを完了する予定であったが、天候不順のため日程が変更された。
脚注
外部リンク
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