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愛媛県産業技術研究所 繊維産業技術センター

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愛媛県産業技術研究所 繊維産業技術センター
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愛媛県産業技術研究所 繊維産業技術センター(えひめけんさんぎょうぎじゅつけんきゅうしょ せんいさんぎょうぎじゅつセンター)は、愛媛県今治市クリエイティブヒルズに設置されている愛媛県の公設試験研究機関である。

概要 愛媛県産業技術研究所 繊維産業技術センター, 正式名称 ...

愛媛県今治市の地場産業であるタオルなどの繊維関係の染色・機織・デザイン・縫製についての技術・試験研究などを行っている。

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概要

1921年大正10年)11月に愛媛県が染織工業に従事しようとする講習生を養成し、また染織業者を実施指導するのに必要な試験研究を目的として愛媛県立工業講習所を創立した[2]1934年昭和9年)に愛媛県立松山工業学校(現:愛媛県立松山工業高等学校)に染色科設置により生徒募集を中止し、1935年(昭和10年)に愛媛県立染織試験場に改組した[3]

1944年(昭和19年)に軍需増産を目的として、染織指導所に改称[4]1946年(昭和21年)4月には染織試験場に復し、本来の研究・指導を行うようになった[4]1968年(昭和43年)に今治市上徳に新築移転した[4]

1989年平成元年)に愛媛県繊維産業試験場に改称。2008年4月には愛媛県の工業・建設系の試験研究機関が「産業技術研究所」に統合されたのに伴い、「愛媛県産業技術研究所繊維産業技術センター」に改称した[5]2014年3月に今治市クリエイティブヒルズに新築移転した[6]。新センターは鉄筋コンクリート3階建ての本館と鉄骨平屋の工房があり、延べ床面積は旧施設の約2倍の計4347平方メートル[6]。試験室や染・織工房が拡充され、生地サンプルのデータを閲覧できる資料室やものづくり工房が新設された[7]

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沿革

  • 1921年大正10年)11月 - 今治市上河原に愛媛県立工業講習所として創設
  • 1934年昭和9年)4月 - 愛媛県染織試験場に改組。
  • 1968年(昭和43年)3月 - 今治市上徳に新築移転。
  • 1989年平成元年)4月 - 愛媛県繊維産業試験場に改称。
  • 2008年(平成20年)4月 - 愛媛県産業技術研究所繊維産業技術センターに改称。
  • 2014年(平成26年)3月 - 現在地に新築移転。

組織体制

  • 技術支援室
    • 染色部門
    • 機織・縫製部門
    • デザイン部門
  • 管理係

人物

  • 菅原利鑅 - 東洋紡績を経て県立工業講習所に産業技師として赴任[8]。大正初期まで無地か縞模様であった今治のタオルを、幾何柄を織るタオルから自由な模様の織れるタオルづくりへの技術の師として知られている[8]

主な実績

  • 1957年 - 全国初のタオル専用自動織機を開発[9]
  • 1964年 - パイル織物用糸のチーズ染晒法を開発[9]
  • 1969年 - 全国初のタオル用革新織機を開発[9]

交通アクセス

脚注

外部リンク

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