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通俗水滸伝豪傑百八人之一個

歌川国芳の版画シリーズ ウィキペディアから

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通俗水滸伝豪傑百八人之一個(壱人)』(つうぞくすいこでんごうけつひゃくはちにんのひとり)は、歌川国芳による浮世絵木版画の連作である。

概要 成立日, 題名 ...

概要

作品は錦絵としては初めて中国の奇譚水滸伝を題材として取り上げたものであり、国芳の出世作とされる[1]。版元は加賀屋吉兵衛[1]。その成功は他の版元の注目するところとなり、歌川国安『風俗見立女水滸伝』、歌川国貞『俳優水滸伝豪傑百八人一個』『流行役者水滸伝豪傑百八人一個』など水滸伝ブームを巻き起こした[2]。 不正がはびこる世の中からはじき出された英雄たちのエピソードや個性に基づき、作品ごとにその風貌と活躍ぶりを絵と説明文で生き生きと描き分けた点が人々を魅了した[3]

作品

要約
視点

制作・刊行時期

最初の刊行は文政10年(1827年)とされるが[4]、前年の文政9年(1826年)から出版されていた可能性の指摘[5]もある。初めに出版された作品は智多星吴用、九紋龍史進、行者武松、黒旋風李逵、花和尚魯智深の五図とされている[1]。シリーズの大半は天保初年(1830年)までに出版されたとみられるが、一部の落款の形態から最終的には天保七年(1836年)頃まで出版されたと見られる[1]

一覧

百八人の全図は確認されておらず、重複する人物を含め74図が知られるとする説[1]があるが、以下に77図を数えることができる。その中には二枚続、三枚続の作品もある。番号は水滸伝百八星一覧表の席次による。

二枚続

三枚続

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関連項目

出典

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