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たり
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日本語
助詞
たり(連用形接続 撥音「ん」またガ行のイ音便に続く時は「だり」となる。するを後置することが多い)
- (「~たり、~たり」の形で)動作の並列や繰り返しなどをあらわす。
- 漢学の先生は蒟蒻版を畳んだり、延ばしたりしてる。(夏目漱石 『坊っちゃん』)
- 行ったり来たりをくりかえす。(格助詞が後置する準体助詞的用法。「たり」のあとに「するの」が省略されているとも考えられる)
- 歌ったり踊ったり、楽しいひとときを過ごした。(副詞的用法。「たり」のあとに「して」「しながら」等が省略されているとも考えられる)
- しばしば行うことをあらわす。
- 彼の気にしていた頭も、この頃ではだいぶ危険に逼っているだろうと思って、その地の透いて見えるところを想像したりなどした。(夏目漱石 『行人』)
- 例示をあらわす。
- ものをこわがらな過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしいが、正当にこわがることはなかなかむつかしいことだと思われた。(寺田寅彦 『小爆発二件』)
- 可能性を表す。
- 女優A あゝあ、誰かあたしを漫画に描いてくれないかなあ。/男優B 漫画の方が美人だつたりしてね。(岸田國士 『喧嘩上手(トオキイ脚本)』)
- (口語的、時に滑稽)事態や状況などを軽く強調する。
- まだ半分もできていないのだが、締め切りは実は明日だったりする。
語源
- 「古典日本語 完了の助動詞」より。
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古典日本語
語源1
助動詞
たり
- (状態の継続)~している。
- (動作等の完了後結果の継続)~た、~した。
用法
ラ変活用以外の活用語の連用形に接続する。
活用
語源2
助動詞
たり
用法
体言に接続する。
活用
接尾辞
たり
- 形容的漢語につきタリ活用形容動詞を形成する(助動詞と分けない見解もある)。
語源3
不詳
接尾辞
たり
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