エルゴステロール
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エルゴステロール (ergosterol) は、分子式 C28H44O、分子量 396.65 のステロールの一種。エルゴスタン骨格を持つ脂溶性物質である。カビなどの菌類においてラノステロールから生合成される。紫外線を受けてビオステロールとなり、これを経てエルゴカルシフェロール(ビタミンD2)となる。
概要 エルゴステロール, 識別情報 ...
エルゴステロール | |
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ergosta-5,7,22-trien-3β-ol | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 57-87-4 |
PubChem | 4835 |
EC番号 | 200-352-7 |
MeSH | Ergosterol |
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特性 | |
化学式 | C28H44O |
モル質量 | 396.65 g/mol |
精密質量 | 396.339216 |
融点 |
160.0 °C |
沸点 |
250.0 °C |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
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菌類の細胞膜を構成する物質であり、動物の細胞におけるコレステロールと同様な働きをする。菌類には存在するが動物には見られないという性質は抗真菌薬の開発に応用されている。トリパノソーマのような原生生物の細胞膜の流動化剤 (fluidizer) としても作用し、これは東アフリカでみられるアフリカ睡眠病に対して用いられる。
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