ゲームボーイのゲームタイトル一覧
ウィキメディアの一覧記事 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
親愛なるWikiwand AI, これらの重要な質問に答えるだけで、簡潔にしましょう:
トップの事実と統計を挙げていただけますか ゲームボーイのゲームタイトル一覧?
この記事を 10 歳向けに要約してください
ゲームボーイのゲームタイトル一覧(ゲームボーイのゲームタイトルいちらん)では、ゲームボーイで使用できるゲームソフトを発売順に列記する。また発売されなかったタイトルおよび非ライセンスタイトルも列記する。
1989年4月21日に発売された同ハードはモノクロ液晶を採用したことで電力の消費を抑えられたことに加え、携帯機ゆえにどこでも遊べることでユーザーからの人気を得た[1][2]。 ハード初期の1989年6月14日に発売された『テトリス』は通信ケーブルによる対戦機能を実装したことで同ハードの普及をすすめた[2]。
ゲームボーイのカートリッジはROMの容量が限られており、わずかでも容量を増やすとROMの製造原価が数百円跳ね上がる[3]ことから、ゲームソフトの販売価格への影響を回避するため、ソフト開発者たちは開発費を削ったり[3]、使うROMの量を抑える[4]工夫が行われた。後者の主な例としては、キャラクターのスプライトの一部を共通化する(例:『星のカービィ』の敵キャラクターワドルディとワドルドゥ)[4]などが挙げられる。
このような制限の中においても人気を博したタイトルは登場した。例えば1989年12月15日発売の『魔界塔士Sa・Ga』[5]といったオリジナル作品や、1991年7月26日発売の『ロックマンワールド』[6]のように他機種を初出とするシリーズ作品(またはスピンオフ作品)がサードパーティーから発売され、1991年4月20日には『機動戦士ガンダム』や『マジンガーZ』など往年のロボットアニメのキャラクターが登場するクロスオーバー作品『スーパーロボット大戦』が発売、シリーズ化され、様々な機種向けに展開された[7]。
また1992年4月27日に発売されたアクションゲーム『星のカービィ』は、ライトユーザーでも楽しめるようなゲームデザインから人気を呼び、のちにシリーズ化され、こちらもファミリーコンピュータなどの他機種向けに展開された[8]。また1992年5月29日発売の『X(エックス)』では、当時最先端であった3Dを表現することもできた[9]。
ゲームボーイにおいては前述の『テトリス』をはじめ他機種からの移植作も多く、ライターの冨島宏樹は「ゲームボーイのハード性能が低いのであれば、容量が少ない昔のゲームを移植すればいいじゃないか」という考えがあったのではないかと雑誌「ゲームラボ」に寄せた記事の中で分析している[10]。その一方、ハードの仕様上再現できない要素を削除したり置き換えることもあった。例えば、スーパーファミコン用ソフトの『スーパードンキーコング2』の移植作である『ドンキーコングランド』では、一部のボスキャラクターの削除に伴い、削除されたボスのステージと別のステージを統合するなどといった措置が取られ、ニュースサイト「リアルサウンドテック」に寄稿したシェループは結果として原作とは中身が異なると指摘する[11]。また落ち物パズルゲームの『ソルダム』の場合、元々のアーケード版は色の区別を重視している[注 1]ため、『ファミコン発売中止ゲーム図鑑』の著者である鯨武長之助はモノクロ画面のゲームボーイでは魅力が伝わりにくいと評した[12]。
他方、1990年代は据え置き機の性能が16ビットから32ビットと飛躍的に向上していた時期でもあり、表現力に劣るゲームボーイはだんだん不利となり、1992年までには毎年100本出ていたソフトも、96年の時点では40本しか出なくなっていた[13]。その中で1996年2月27日に発売された『ポケットモンスター 赤・緑』は子どもたちを中心とした口コミで人気が広がり、ゲームボーイの人気を再燃させた[14][注 2]。その後1998年10月21日にはカラー画面を採用したゲームボーイカラーが発売され[15]、以降は同ハード向けへの供給が中心となったため、カラー対応および専用でないゲームボーイのタイトルは2001年に供給が終了した。
プラットフォームとしての展開終了後は、オムニバス作品への収録[注 3]やダウンロード販売を通じて他機種でも遊ぶことができる。