シェイクスピア・アンド・カンパニー書店
ウィキペディア フリーな encyclopedia
シェイクスピア・アンド・カンパニー書店(シェイクスピア・アンド・カンパニーしょてん、Shakespeare and Company)は、パリ5区、セーヌ川左岸にある書店。本の販売だけでなく、1万冊の蔵書を持つ英語文学専門の図書室も併設している(閲覧のみ)。この書店はまた無一文の若い書き手に宿(2階に13台のベッドとタイプライター)を貸すことで知られており、「タンブル・ウィード」の愛称で呼ばれる宿泊している若き作家は自伝の制作、1日1冊本を読む、2時間書店の仕事を手伝うなどをすることで食い扶持を得ている[1][2]。現在の書店は、第二次世界大戦期まで存在した店の名を襲名した二代目に当たる。
店先には、「見知らぬ人には親切にしなさい。彼らは変装した天使かもしれないから(Be not inhospitable to strangers lest they be angels in disguise)」というモットーを掲げている[2](聖書(Hebrews 13:2)の言葉を現代的な文法に変えたもの[3])。