セントラル山系
ウィキペディアから
ウィキペディアから
セントラル山系(Sistema Central)は、イベリア半島中央部を東西に走る山系。スペインの3自治州とポルトガルの3県にまたがっており、グアダラマ山脈等を内包する。最高峰は標高2,592mのアルマンソール峰。
セントラル山系 | |
---|---|
ラ・セロータ(2,294m) | |
所在地 | スペイン・エストレマドゥーラ州、カスティーリャ=ラ・マンチャ州、カスティーリャ・イ・レオン州、 ポルトガル・グアルダ県、カステロ・ブランコ県 |
位置 | 北緯40度14分48秒 西経01度46分53秒 |
最高峰 | アルマンソール峰(2592 m) |
種類 | アルプス造山運動(第三紀) |
プロジェクト 山 |
北緯40度線のすぐ北側にあり、ドゥエロ川(ドウロ川)の流域とタホ川(テージョ川)の流域を隔てている。東西485km、南北90km。
セントラル山系はイベリア半島中央部の広大な台地であるメセタにおいて際立った地形であり、この山系はメセタをカスティーリャ・イ・レオン州などの北メセタとカスティーリャ=ラ・マンチャ州などの南メセタに二分している。山系は東北東から西南西の向きに伸びており、西端はスペイン=ポルトガル国境を超えてポルトガル領に至っている。学術用語としては「セントラル山系」という単語が用いられるが、地元住民はより小さな範囲でこの山系に言及することが一般的である。
はっきりと共通な岩石組成や全体的な構造を持たないイベリコ山系とは異なり、セントラル山系の岩石組成はとても均質である。約2,500万年前のアルプス造山運動期に形成されたいくつかの地形で構成されている。
主要な山脈・山地にはグアダラマ山脈があり、この山脈はマドリード州とカスティーリャ・イ・レオン州の州境となっている。グアダラマ山脈の西側にはグレドス山脈があり、この山脈はカスティーリャ・イ・レオン州とカスティーリャ=ラ・マンチャ州、エストレマドゥーラ州の州境に沿っている。グレドス山脈にはセントラル山系の最高峰であるアルマンソール峰(2,592m)がある。
さらに西側のエストレーラ山脈はその大半がポルトガル領にある。ポルトガルの最高峰は大西洋に浮かぶアゾレス諸島ピコ島のピコ山(2,351m)であるが、エストレーラ山地のトーレ(1,993m)はポルトガルのイベリア半島部分における最高峰である。その他の主要な山地にはガタ山地やアイリョン山地がある。
セントラル山系の東端はペーラ山地、アルトス・デ・バラオーナ、ミニストラ山地などであり、これらの山地はイベリコ山系との遷移地帯にある[1]。
中央部のグアダラマ山脈[2]、西部のシウダ・ロドリーゴ付近のベハル山地およびフランシア山地[3]はユネスコの生物圏保護区に指定されている。
西から東の順に記した。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.