フローラン・シュミット
フランスの作曲家 ウィキペディアから
フランスの作曲家 ウィキペディアから
フローラン(フロラン)・シュミット(Florent Schmitt、1870年9月28日、ロレーヌ地方ブラモン) - 1958年8月17日、ヌイイ=シュル=セーヌ)は、フランスの作曲家[1]。
同時代に活躍したオーストリアの作曲家フランツ・シュミットとの区別の必要から、両者ともに氏名を省略せずにカナ書きすることが通例である。これは、名前のイニシャルと姓だけ(F.シュミット)では両者の区別がつかないことによる。
ドイツ系フランス人の家庭に生まれる。1889年にパリ音楽院に入学、マスネやフォーレに学んだ。
20世紀初頭の芸術家サークル「アパッシュ」のメンバー。
1900年にはローマ大賞を受賞する。ピアニストとしても活躍しており、代表作「協奏交響曲」の初演時のピアノ・パートの演奏は作曲者自らが担当した。ただしピアノ作品の割合は多くなく、規模の大きい作品で真価を問う姿勢はオルガンとオーケストラと合唱とソプラノ独唱のための《詩編第47番 Psaume XLVII》のころから変わらなかった。完成度が高く卓越した管弦楽法は、メシアン、コンスタン、デュティユーなどに影響を与えている。またリズム法ほかでイーゴリ・ストラヴィンスキーに影響を与えたことが確実視されている[2]。
1990年代に入るとマルコポーロ、ナクソス、ADDAからCD録音による復興が進み、近年ではピアノ曲全集がGrand Pianoから発売されるなど急速に再評価が進んでいる[3]。
音楽・音声外部リンク | |
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フローラン・シュミット作品を試聴 | |
ジャニアナ交響曲作品101:Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ ジャン=フランソワ・パイヤール指揮パイヤール室内管弦楽団による演奏。YouTubeアートトラック公式収集による。 | |
協奏交響曲作品82(◇):Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ | |
交響詩『夢』 フセイン・セルメット(P…◇のみ)、デイヴィッド・ロバートソン指揮モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団による演奏。YouTubeアートトラック公式収集による。 | |
詩編第47番 ジャン・マルティノン指揮フランス国立管弦楽団による演奏。YouTubeアートトラック公式収集による。 | |
エレジー作品24:”Cello+Orch”・”Cello+Piano” 【Cello+Orch】ダヴィド・ゲリンガス(Vc)、ローレンス・フォスター指揮ベルリン放送交響楽団による演奏。YouTubeアートトラック公式収集による。【Cello+Piano】高木俊彰(Vc)、桑野郁子(P)による演奏。室内楽集団レーベインムジーク公式YouTube。 |
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