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ラス・メイヤー(Russ Meyer、1922年3月21日 - 2004年9月18日)は、アメリカの映画監督、写真家。英語での実際の発音では「ラス・マイヤー」。
1922年3月21日、カリフォルニア州オークランド生まれ。セックス&バイオレンスの鬼才として鳴らす。
アメリカ軍の従軍カメラマンとして、第二次世界大戦の西部戦線で撮影を行った。除隊後はプレイボーイ誌のカメラマンとして活躍している。
映画製作者としては1950年代後半から1970年代の半ばまでが全盛期であり、エロティックかつバイオレンスにあふれている作風が多い。基本的に巨乳=オッパイの大きい女が好きで、巨乳の女優ばかりが登場し男を押しのけて暴れまくる映画を撮った。
メイヤーはポルノを中心に撮影していたが、あくまでソフトコア系でいわゆる本番の無い作品が中心であった。撮影所システムの崩壊と映画産業の衰退で、映画会社がヒットしそうなものを手当たり次第に製作していた1960年代後半に脚光を浴びたラス・メイヤーであるが、1970年代に入ってから台頭してきたハードコア・ポルノに押され人気も下火になった。以後は作品の質も下がったものの、メイヤー自身はあくまで本番無しのソフトコア・ポルノにこだわった。
巨乳へのこだわり、女性上位のストーリー、および脚本・監督・撮影・編集・配給までを全て個人でこなす究極の映画製作者である事などから、メイヤーの作品はカルト的な人気を集め続けている。
代表作は1968年制作の『女豹ビクセン』。カナダの大自然を舞台に全裸で闊歩し、男女を問わず貪り交情を交わす淫乱女性ビクセンを巨乳美女エリカ・ギャビンが演ずるこの作品は、ハードコアが不在だった時代に鮮烈な印象を残した映画として知られている。
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