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『今宵、フィッツジェラルド劇場で』(原題: A Prairie Home Companion)は、2006年のアメリカ映画。打ち切りの決まったラジオの音楽番組の最後の公開生放送を、劇場の舞台裏とともに描いた群像劇。ロバート・アルトマン監督の遺作となった。
今宵、フィッツジェラルド劇場で | |
---|---|
A Prairie Home Companion | |
監督 | ロバート・アルトマン |
脚本 | ギャリソン・キーラー |
製作 | ロバート・アルトマン 他 |
製作総指揮 | フィッシャー・スティーヴンス 他 |
出演者 |
メリル・ストリープ リリー・トムリン ギャリソン・キーラー ケヴィン・クライン |
音楽 | リチャード・ドヴォスキー |
撮影 | エドワード・ラックマン |
編集 | ジェイコブ・クレイクロフト |
配給 | ムービーアイ |
公開 |
2006年6月9日 2007年3月3日 |
上映時間 | 105分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $10,000,000 |
興行収入 | $20,300,000 |
2006年2月の第56回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に選出された。アメリカでは2006年6月9日に760館で公開され、週末興行成績で初登場7位になった。日本では2007年3月3日に銀座テアトルシネマ、Bunkamura ル・シネマで公開された後、全国順次公開された。
なお、この映画で描かれているラジオ番組『プレーリー・ホーム・コンパニオン』は2015年まで放送された実在する番組である。(2016年に番組ホストがギャリソン・ケイラーからクリス・シーリになり、番組名がLive From Hereに変更された。)
いつものようにフィッツジェラルド劇場で、ラジオ局WLTが放送する音楽番組『プレーリー・ホーム・コンパニオン』の収録が行われようとしていた。今夜がいつもと違うのは、今回の放送をもって30年以上続いたこの番組が終了してしまうことである。劇場が開場され、保安係のガイ・ノワールは向かいのダイナーから劇場に向かい、ジョンソン・ガールズのロンダとヨランダは、ヨランダの娘ローラを連れて楽屋に到着する。司会のギャリソンは、オンエア直前になっても、ギタリストとのおしゃべりをやめる気配をいっこうに見せず、ステージマネージャー助手のモリーをやきもきさせていた。そんななか、舞台の幕が上がり、とうとう最終回の放送が始まるのだった。
番組スタッフ
番組出演者
その他
撮影中、アルトマンの体調は悪く、監督代行役としてアルトマンを崇拝するポール・トーマス・アンダーソンが撮影に同行していた。
『プレーリー・ホーム・コンパニオン』は、1974年に始まり現在も放送中の実在するラジオ番組である。フィッツジェラルド劇場 (Fitzgerald Theater) を本拠に放送しており、司会はギャリソン・キーラーが務めている。キーラーはこの映画の原案・脚本を担当し、司会役で映画初出演を果たした。また、私立探偵ガイ・ノワールやカウボーイのダスティ&レフティが主人公のドラマ劇が番組内で放送されている。なお、この番組は、日本でもAFN東京局のAMラジオ放送 (810kHz) で日曜午後4時から聴くことができる。
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