前野ウルド浩太郎
サバクトビバッタに精通した日本の昆虫学者 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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前野 ウルド 浩太郎(まえの ウルド こうたろう、1980年〈昭和55年〉2月20日[1] - )は、日本の昆虫学者。通称「バッタ博士」[2][3]:1。アフリカで大規模な蝗害を引き起こすサバクトビバッタの生態に精通する。サハラ砂漠西部のモーリタニア・イスラム共和国やモロッコ王国における現地調査体験に基づき、サバクトビバッタの相変異(群れを成すと体色を変えて獰猛化し、植物・農作物を喰い荒らすモード)の解明と防除技術の開発に従事している[12][3]:1[1][13]。
前野ウルド浩太郎 | |
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生誕 |
前野浩太郎 秋田県秋田市土崎港[1][2] |
研究分野 | 昆虫学 |
研究機関 | 国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター 研究員(2016年4月 - )[1][3]:1 |
出身校 | 神戸大学大学院(博士(農学)) |
博士課程 指導教員 | 竹田真木生(神戸大学教授)[4] |
他の指導教員 | 松浦健二(京都大学教授・白眉センター)[1]、安藤喜一(弘前大学教授)[5] |
影響を 与えた人物 | ジャン・アンリ・ファーブル[6]、田中誠二[5] |
主な受賞歴 |
日本応用動物昆虫学会奨励賞(2011年)、井上科学振興財団奨励賞(2011年)、山下太郎学術研究奨励賞(2012年)[7]:5、第16回日本農学進歩賞[8](以上、研究者として) 第4回いける本大賞[9]、新書大賞(2018年)[3]:1、第71回毎日出版文化賞特別賞[10]、第14回絲山賞[11](以上、著述家として) |
プロジェクト:人物伝 | |
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秋田県秋田市土崎港出身[1]。自然豊かな地で育った幼少期にファーブルの『昆虫記』に魅了され、自ら研究手法を編み出すような昆虫学者を将来像として夢見るようになる[6]。2008年に神戸大学大学院博士課程修了、博士(農学)。2011年4月より、モーリタニア国立サバクトビバッタ防除センター(Centre national de lutte antiacridienne、略称: CNLA)[注 1]で現地調査・研究に従事した。その足跡を自叙伝的に綴った『バッタを倒しにアフリカへ』(光文社)は、「抱腹絶倒のバッタバカ一代記」[16]とも評され、2018年の新書大賞などを受賞してベストセラーとなった[3]:1。2016年4月からは日本の国立研究開発法人 国際農林水産業研究センターにて研究員として在籍し、サバクトビバッタ研究を続けている[1][3]:1。
戸籍名は前野浩太郎(Maeno, K.)であり生粋の日本人だが[17]、モーリタニア現地で授かったミドルネーム「Ould」を使い、2011年7月1日より研究者名(ペンネーム)を「前野ウルド浩太郎」(Maeno, K.O.)に変更して著作物の一部を発表している[1][注 2]。