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川崎有馬温泉(かわさきありまおんせん)は、神奈川県川崎市宮前区(旧国相模国)にある温泉。川崎市街地の一角で湧出している。
川崎市街地の一角に、日帰り入浴も扱う一軒宿の「川崎有馬療養温泉旅館」が存在する。当温泉は川崎市内で唯一の温泉宿泊施設でもある。
浴室は男女別の内風呂のみ。湯に手で浸ると皮膚が金色になる。
開湯は1300年以上前と言われている。
この地の温泉としては、阿倍内親王(後の孝謙天皇・称徳天皇)が738年(天平10年)に金色に輝く霊泉に入浴し全快したという記録(春日山常楽寺略縁起)が残るほど歴史は古いが、当旅館については安岡孝が1966年(昭和41年)に温泉を偶然発見し、2年後の1968年(昭和43年)に温泉療養施設として開設したものである。同年には度々温泉を訪れた当時の厚生大臣・園田直が「霊光泉」(りょうこうせん)と命名しており、皇后に献上した記念碑も敷地内に残っている。冬場(氷点下の日)の朝一番には、温泉の表面に黄金色の膜が広がるのが特徴的である[1][2]。
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