民間情報教育局
連合国総司令部 (GHQ/SCAP) 幕僚部の部局の一つ / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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民間情報教育局(みんかんじょうほうきょういくきょく、英: Civil Information and Education Section、略称はCIE)は、連合国総司令部 (GHQ/SCAP) 幕僚部の部局の一つで、第二次大戦終結後、日本と朝鮮半島で連合国軍が行う教育・宗教・文化財関連の施策を担当した[1]。
CIEは当初、連合国軍による占領が始まった後の1945年9月22日に米太平洋陸軍総司令部に設置された。日本と韓国の広報、教育、宗教など社会学的問題に関する施策を担当する専門部隊として米太平洋陸軍総司令部(GHQ/USAFPAC=United States Armed Forces in the Pacific)に設置された後、同年10月2日に連合国軍最高司令官総司令部 (GHQ/SCAP) が正式発足するに伴って同組織に移管した[2]。
その後占領行政の進行に伴う数度の組織改編を経て、占領終了の1952年4月28日に組織としてのCIEは廃止された[2]。CIEの文化政策は、1953年にアメリカ国務省が自国のイメージアップ戦略のために設立したアメリカ合衆国広報文化交流局のUSIS(United States Information Serviceの略。戦時中の米国プロパガンダ機関「戦争情報局」の後身)に吸収された。