酸化エルビウム(III)
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酸化エルビウム(III)(さんかエルビウム)は、ランタノイド金属であるエルビウムから合成される。1843年にカール・グスタフ・モサンデルにより部分的に分離され、1905年にジョルジュ・ユルバンとチャールズ・ジェームスにより初めて純粋な形で得られた[2]。ピンク色で立方晶構造をとる。特定の条件下では、酸化エルビウムは六角形の構造をとることもある[3]。
概要 識別情報, 特性 ...
酸化エルビウム(III)[1] | |
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別称 Erbium oxide, erbia | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 12061-16-4 |
PubChem | 159426 |
ChemSpider | 4298039 |
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特性 | |
化学式 | Er2O3 |
モル質量 | 382.56 g/mol |
外観 | ピンク色の結晶 |
密度 | 8.64 g/cm3 |
融点 |
2344 °C, 2617 K, 4251 °F |
沸点 |
3290 °C, 3563 K, 5954 °F |
水への溶解度 | 不溶 |
磁化率 | +73,920·10−6 cm3/mol |
構造 | |
結晶構造 | 立方、cI80 |
空間群 | Ia-3, No. 206 |
熱化学 | |
標準生成熱 ΔfH |
−1897.9 kJ·mol−1 |
標準モルエントロピー S |
155.6 J·mol−1·K−1 |
標準定圧モル比熱, Cp |
108.5 J·mol−1·K−1 |
関連する物質 | |
その他の陰イオン | 塩化エルビウム(III) |
その他の陽イオン | 酸化ホルミウム(III)、酸化ツリウム(III) |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
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