Loading AI tools
ウィキペディアから
「あなたにあげる」は、1974年7月25日に発売された西川峰子(現:仁支川峰子)のデビュー・シングル。
デビュー前の1973年、西川は『第3回全日本歌謡コンテスト』で優勝ののち芸能界入りとなる。「やまびこ演歌」のキャッチフレーズで、1974年同曲で歌手デビューを果たす。
同デビュー曲はオリコンチャートにおいて、1974年11月25日付で10位以内に初ランク(8位)、同年12月16日にはついに週間1位を獲得。55.6万枚のセールスを記録し、オリコン100位以内にも35週間ランクされ、自身最大のヒット曲となった[2]。ビクターの公称では95万枚[3]。同年11月に第5回日本歌謡大賞・放送音楽新人賞、同年12月には第16回日本レコード大賞・新人賞、第2回FNS歌謡祭・最優秀ホープ賞(1974年下期)など、数々の新人賞を受賞した。
また同曲はオリコンチャートで1974年年間第95位、翌1975年年間第17位にそれぞれランクされる。さらに1975年末の『第26回NHK紅白歌合戦』で、西川は念願の紅白歌合戦初出場を果たした。
演歌好きなイラストレーターの黒田征太郎から、「あしたテレビで、演歌の新人、ええのが出るぞ」と言われた友人の岡林信康は、黒田征太郎宅に宿泊した翌日、二日酔いの翌朝しょうがなく『小川宏ショー』で西川峰子の歌う『あなたにあげる』を見た。最初はこの歌を聴いてもなんとも思わなかったが、テレビが終わってからも耳について離れないようになり、そこから自身の音楽のルーツが賛美歌だけではなくラジオから流れていて、自然と耳にしていた演歌でもあったことに気づき、結果『うつし絵』という演歌のアルバムを制作することとなった[4][5][6]。
西川が九州の過疎地の電気もないような村出身だと知り、当時岡林も電気こそあれど、やはり京都の過疎の村に住んでいたことから彼女に親近感も湧き、そこから演歌にのめり込むことになった[6]。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.