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ソニー・インタラクティブエンタテインメントより発売された、ドライビングシミュレータ ウィキペディアから
『グランツーリスモ』 (GRAN TURISMO) は、ソニー・コンピュータエンタテインメントから発売されたPlayStation用のドライビングシミュレーションゲーム。『グランツーリスモ』シリーズの1作目にあたる。略称は『GT』、『GT1』、『グランツ』等。
世界一の一覧から、このゲームがギネス・ワールド・レコーズに認定された詳細を、ご存知の方は加筆をお願いします。 |
「実在する自動車メーカーの車」を使ったレースゲームであることが第一の特徴である。トヨタ自動車株式会社、日産自動車株式会社、本田技研工業株式会社、マツダ株式会社、三菱自動車工業株式会社、富士重工業株式会社、ゼネラルモーターズ、クライスラー、アストンマーティン、TVRとライセンス契約を締結し、各社の車種が収録されている。パッケージの絵柄には、当時国産最高レベルのスペックを誇ったトヨタ・スープラと日産・R33型スカイラインGT-Rが描かれている。
1997年(平成9年)当時のレースゲームの多くが、事前に組まれたプログラムによって車の挙動を擬似的に再現していたのに対し、本作は独自に開発した物理エンジンを搭載したことにより、「現実に近い」自動車の挙動を再現したことや、車体の表面に周囲の背景のオブジェクト等を映り込ませる環境マッピング(Environment mappingあるいはen:Reflection mapping)技術によるグラフィックの美しさから、世界的な人気作となった。日本でも口コミによるロングヒットを記録し200万本を突破。全世界では1000万本以上を売り上げ、初代PlayStationのゲームソフトの中で最大のヒットを記録した。これ以降、レースゲームには「リアル系」と呼ばれるカテゴリーが確立されていく事になる。
独自の物理エンジンを開発・搭載することにより、車体の正確な寸法や重量、性能等をデータ入力すれば基本的な挙動が再現できたため、それまでのレースゲームと比べて収録車種が多いのも特徴。
クイックアーケード、グランツーリスモモードの2本立てのゲームシステムは本作から既に成立しており、「ライセンスを取得し、車を購入してレースを繰り返す」というグランツーリスモモードの基本骨格も本作で確立している。
本作品にはオートロード機能が無く、続きから遊ぶ場合、クイックアーケードかGTモードのいずれかで手動でロードする必要がある。またメモリーカード1枚に1データしか保存できないため、ロードをせずにセーブをしてしまうとデータが初上書きされ、それまでのデータは消滅してしまうといった不具合がある。北米版ではオートロード機能が搭載されているが、日本版での実装は次作『グランツーリスモ2』を待つこととなる。
TV放映されたCMは、家の鍵を開けたと思ったら車のキーだった、給水機のペダルを踏んだらアクセル音がして腰を抜かすなど、ゲーム画面よりも意表を突いた内容で大人の興味を惹くことを優先した内容であった[2]。その他、自動車メーカー各社(トヨタ、日産、三菱、マツダ、富士重工業)の担当者が出演し、自社の車種をPRするという内容のCMも放映された。
レースに優勝することで獲得できる車(プレゼントカー)は◯印、レアカラーの車が獲得できる車種は△印(プレゼントカー用個体に対する補足がある場合はカッコ内に記載)、海外版(北米版 欧州版)のみの収録車は◇で、それぞれ車種名の後に記載。
本作に収録されているサーキットは全てオリジナルのサーキット。
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本作の海外版では日本版に比べ若干ながら差異が存在する。
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グランツーリスモシリーズの発案者である山内一典の依頼により[9]、T-SQUAREの安藤まさひろが担当している。
なお、海外版については、BGMは全て国内版とは違っており、GarbageやFeeder[10]、Ash、Cubanate、TMF等(TMFのHighは北米版のみ)の曲をレース中の音楽として聴くことが出来る。
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