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トランスフォーマーシリーズの合体ロボットの中でも、胴体となる1体のロボットに、共通ジョイントで手足となる4体のロボットが合体する機構を持つカテゴリ。
合体ロボットとしてはこれ以前にポピーの『超電磁ロボ コン・バトラーV』、『超電磁マシーン ボルテスV』、ブルマァクの『合身戦隊メカンダーロボ』、クローバーの『無敵超人ザンボット3』、『最強ロボ ダイオージャ』、『魔境伝説アクロバンチ(子会社のポプラが販売)』、タカトクトイスの『宇宙魔神ダイケンゴー』、『銀河烈風バクシンガー』、トミーの『伝説巨神イデオン』、野村トーイの『宇宙戦士バルディオス』などがあるが、こちらは自由に合体できず、差し替えパーツを必要とする合体ロボだった。換装可能な合体ロボットは、ジャンボマシンダー『ゲッターロボ』(ポピー)、『機動戦士ガンダム』(クローバー)が存在したが、上半身と下半身の交換に留まった。
ブルマァクの『UFO戦士ダイアポロン』、ミクロマンやマグネモシリーズ(『鋼鉄ジーグ』、『マグネロボ ガ・キーン』、『超人戦隊バラタック』、『ゴワッパー5 ゴーダム』)にも見られるタカラ(現・タカラトミー)の玩具や青島文化教材社の合体ロボシリーズなどの「互換性のある玩具」のノウハウが活きており、各部隊のリーダーが胴、他のメンバーが共通のジョイント部で接合した手足となる。
元はダイアクロンの「自由合体シリーズ」として開発が進んでおり[注釈 1]、シリーズのTFへの流用に際してTF玩具として世に出た。
シーコンズ以外はサイバトロンとデストロンのライバル同士のチームとなっており、変形モチーフにおいても「空対陸」「防衛・救助対戦闘」「ハイテク対獣性」と対比を打ち出し、両軍の拮抗の図式をより鮮明にしている。
本項ではアニメ項目との重複を避けるため玩具を主体に解説する。
車に変形したり、飛行メカに変形してもロボットモードでは飛べない者が多いサイバトロンの航空戦力を補填するため生み出された。
車に変形できるサイバトロンに対抗するためにメガトロンの提案で作り出されたデストロンの新メンバーである。OVAではエアーボットに対抗してデストロンが自軍の陸上戦力を補填すべく誕生したという設定になっている。
ライバルであるコンバットロンが軍用機に変形するのに対し、緊急車両に変形。特に誕生エピソードはない。
スタースクリームがメガトロンに対抗するためにガダルカナル島に残されていた軍用機および武器から作り出した自分の部隊である。
登場時期のシリーズ全体の趨勢に合わせ、フューチャービークルに変形。一時的に天才になったグリムロックが自分の手で作り出した新メンバー。
怪物に変形するのだが、モチーフは神話や伝説に基づくものもあれば独創的なものもある。特に誕生エピソードはないが、クインテッサ星人が自身の手足として生み出したとされている。
海棲生物型モンスターに変形する。手足となるメンバーは五人で残る一人は銃となる。すなわち、スクランブル合体ロボであると同時にターゲットマスターでもある。既存のカテゴリーに+αのプレイバリューという点からトランスフォーマーのデストロン系重視の姿勢が窺える。国内では登場作『超神マスターフォース』がそれまでの作品と繋がりが弱くなったため、部隊を越えた合体もアピールされなかった。
スクランブル合体戦士は、それ以前の合体戦士であるデバスターと比較すると、作戦に対し非常に柔軟に適応できるという特徴がある。
スクランブル合体戦士は、その合体パターンによって24通り(シーコンズのみ120通り)の形態を持つことになる。そのため、様々な状況に対応することが可能だが、各メンバーの慣熟が十分でないと、大きな隙を生んでしまう。
OVA『スクランブルシティ発動編』では、スペリオンとメナゾールが手足を換装させる描写が見られ、さらにスペリオンが換装する際に手間取り、メナゾールにその隙を突かれてピンチに陥っている。また、同作では敵に合体されると、その箇所に行動不能に陥るほどの激痛が走るという描写も見られる。こうした手足を分離して相手にぶつける攻撃方法は、当時の書籍において「セパレートアタック」と呼ばれた[1]。
あくまで基本は胴体、両腕、両足による5体合体(キングポセイドンのみ武器担当を含めて6体)であるが、アニメでは本来足に変形するキャラクターが太股部分までを形成して合体していたり、胸と腹が分離して合体するなど玩具と異なった合体をする場面が描かれている。
手足の換装をさらに進め、各部隊の混成合体を行うことも可能である。サイバトロンは『トランスフォーマーテレフォン』にて、混成合体の研究に積極的な姿勢を見せていた。また、『2010』の後半の時期に行われた「スクランブル大決戦」キャンペーンにて、エアーボット、プロテクトボット、テックボットの混成合体戦士「コンペリアン」、スタントロン、コンバットロン、テラートロンの混成合体兵士「オボメナティカス」が登場しており、また、テレビマガジンで連載されていたまがみばんの『超神マスターフォース』のコミカライズでは、シーコンズを中心とした混成合体兵士「スクランブル7」が登場している。このスクランブル7は、合体戦士の銃に変形するというシーコンズメンバーの特徴を生かし、二挺拳銃によって7体合体となっている。
『スーパーリンク』に登場する合体戦士スペリオン、ブルーティカス、ビルドロンの3名は、共通の規格を持ち、指揮官が胴体、各メンバーが四肢に変形し、四肢が入れ替え可能という、スクランブル合体ロボと全く同一のコンセプトを持っている。2010年代に展開されている『コンバイナーウォーズ(日本展開時は『ユナイトウォリアーズ』)でもこのコンセプトは継承しており、さらに小型トランスフォーマーが合体するギミックを追加された(『ユナイトウォリアーズ』ではこのギミックに関する掲示はされず)。
アニメ本編ではこれらの混成合体は行われず、日本製作の『 スクランブルシティ発動編』でのみ行われた。フットワーク出版『変形・合体ロボット完全攻略書』のライター・田中秀明によれば、「ハズブロが「子どもが混乱するから」とかいった理由でアピールしなかったから」とのこと[2]。
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