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スーパーアグリ・SA08A (Super Aguri SA08A) はスーパーアグリF1チームが2008年のF1世界選手権に投入したフォーミュラ1カー。同チーム最後のF1マシンとなった。
マレーシアGPを走行中のSA08A ドライバーはアンソニー・デビッドソン | |||||||||
カテゴリー | F1 | ||||||||
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コンストラクター | スーパーアグリ | ||||||||
先代 | スーパーアグリ・SA07 | ||||||||
後継 | - | ||||||||
主要諸元 | |||||||||
シャシー | カーボンファイバー ハニカム コンポジット モノコック | ||||||||
サスペンション(前) | ダブルウィッシュボーン, プッシュロッド トーションスプリング、ロッカー, ショーワ製ダンパー | ||||||||
サスペンション(後) | ダブルウィッシュボーン, プッシュロッド トーションスプリング、ロッカー, ショーワ製ダンパー | ||||||||
エンジン | ホンダ RA808E 2.4リッター 90度 V8, NA, ミッドエンジン | ||||||||
トランスミッション | 7速 シーケンシャル セミAT | ||||||||
オイル | エネオス | ||||||||
タイヤ | ブリヂストン | ||||||||
主要成績 | |||||||||
チーム | スーパーアグリF1チーム | ||||||||
ドライバー |
佐藤琢磨 アンソニー・デビッドソン | ||||||||
コンストラクターズタイトル | 0 | ||||||||
ドライバーズタイトル | 0 | ||||||||
初戦 | 2008年オーストラリアグランプリ | ||||||||
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2007年シーズンにホンダが使用したRA107をベースに、リヤ周辺をRA108と共通のパーツを使用、そのほかの空力パーツの一部をスーパーアグリによるオリジナルのものを使用している。
サイドポッドのボーダフィンは、シーズンオフのテストで試された後方排気口(チムニーダクト)との一体型を採用している。フロントウイングは、今までのスーパーアグリF1のマシンにはない3枚フラップのものを装着し、フロントノーズの中心部分には新たにブラックのカラーリングが施されている。
2007年シーズン終了後、スーパーアグリF1では暫定マシンとして、SA07Bと呼ばれるマシンでテストを行った。しかしこれは、RA106をベースとするSA07とは異なり、RA107をベースとしたものであった。これにより、再びカスタマーシャーシに関する議論、批判が再燃した。
実際に翌2008年にホンダによるモータースポーツ発表会において、スーパーアグリのマシンはホンダからカスタマー供給されることを正式に発表している。
2008年になって、チームは2月を目処に新車、SA08Aを発表することを表明、FIAによるクラッシュテストに合格したものの、スポンサーならびにチームそのものの売却に関する協議が難航し、新車の発表はおろかシーズン前のテストすら出来なくなってしまった。
結局発表は行われず、開幕戦のオーストラリアGPが事実上のシェイクダウンテストとなった。
目下の懸案であったカスタマーシャーシ問題については、コンコルド協定で2010年を以って使用禁止され、それまではトロ・ロッソとスーパーアグリの2チームに対して使用を許可することが決定した。
これによってSA08Aの使用は可能になったものの、2010年でのオリジナルシャーシの開発を行ううえで、施設、人材の確保が必要となってしまった。開幕前にチームの株式を、イギリスのマグマ・グループに売却し経営の支援について基本合意したのも、こうしたことでの多額の資金が求められたからだといえる[1]。
しかし、マグマ・グループの支援が4月になって突然解消され、トルコGPを前にして、十分な資金調達が不可能と判断、チームは撤退を決め、SA08Aは最後のマシンとなってしまった。
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