Loading AI tools
ウィキペディアから
ラーセン・オープニング(Larsen's Opening)は、チェスのオープニングの1つ。デンマークのチェスプレーヤー・ベント・ラーセンが得意としていたオープニングだったため[1]、1.b3の指し手だけで「ラーセン・オープニング」という名前が付いている[1]。右図は、その基本形である[2]。
a | b | c | d | e | f | g | h | ||
8 | 8 | ||||||||
7 | 7 | ||||||||
6 | 6 | ||||||||
5 | 5 | ||||||||
4 | 4 | ||||||||
3 | 3 | ||||||||
2 | 2 | ||||||||
1 | 1 | ||||||||
a | b | c | d | e | f | g | h |
割合手数が長くなるオープニングである[3]。
1.… e5 2.Bb2 Nc6 3.e3 Nf6 4.Bb5 d6 5.Ne2 g6 6.d4 Nd7[4]
黒の1手目は他に1.… e6[3]や1.… d5[1][3]、1.… c5[1][3]、1.… b6[1]、1.… Nc6[3]それに1.… Nf6[1][3]等がある。
白の2手目は当然の1手。ナイトの前のポーンを進めたら、すぐ次の手でビショップを動かしフィアンケットするのが最善手[1][3]。
黒の2手目では2.… d6とe5のポーンを守る手も良い[3][5]。
白の3手目で3.c4と指す手はラーセン自身が得意としていた。1970年にベオグラードで開催されたソ連チーム対世界チーム戦[6]での対ボリス・スパスキー戦と同年にジーゲンで開催されたチェス・オリンピアードでの対ポルティッシュ戦でもともに白番だったラーセンが1.b3 e5 2.Bb2 Nc6 3.c4 Nf6と指している[3][7]。その後ラーセンは4手目で対スパスキー戦では4.Nf3と[7]、対ポルティッシュ戦では4.e3と指したが[3]、対スパスキー戦では17手で[7]、対ポルティッシュ戦では22手でラーセンが投了している[3]。
3.Nf3は3.… e4 4.Nd4 Nf6 5.c4 Bc5 6.e3 0-0 7.Be2 Re8で黒が指しやすい[3]。
4.g3と指し次に5.Bg2と指すのはダブル・フィアンケットと呼ぶ[3]。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.