リトルアンバサダー(Little Ambassadors)は、2009年から毎月、駐日大使館や大使公邸などを会場にして行われている多様性=Diversityを体感できる開発教育・国際理解のプログラム。「Meet the World!」を合言葉に、リトルアンバサダー・パスポートを持って未知の国を冒険し、たくさんの国とのアクティビティを楽しみ、自然と多様性をリスペクトすることを目指す。
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プログラム名のとおり、子供たちはその国のリトルアンバサダー(Little Ambassadors)となり、親善大使としてのミッション(多言語環境のアクティビティー)を通じて国際感覚を身につけることができる。子供たちは主に、大使や大使夫人、駐日大使館のシェフや外交官と、料理や音楽、スポーツを中心に国の文化を体験する。料理や音楽という国の文化の影響を深く受けているものを、国を代表する(多様性の重要性をもっとも理解されている)人との出会いを通して学ぶのが特徴。
- 2009年-東京都港区在住の女性たちが中心となり、インターナショナル・ウィメンズ・クラブの日本組織(International Women's Club JAPAN)を設立。
- 2009年11月-世界各地とアジアとの架け橋となる様々な分野でのグローバルリーダー・グローバルパーソンの育成環境を女性の視点からつくりたいという想いから、塾や受験などで忙しくなってしまう小学校4年生の前までに多様性を楽しみリスペクトする環境、表現力(特に失敗してもいいので積極的にアクションをする力)を高める環境、たくさんの世界・たくさんのプロフェッショナルと出会う特別な体験の機会を用意すべきと考え、駐日大使館や大使公邸を会場とした開発教育・国際理解プログラムを開始。
- 2010年6月-東京プリンスホテルの厨房とレストランを会場とした、東京プリンスホテルとの共催プログラムを開始(「西武グループ こども応援プロジェクト」)。
- 2010年8月-駐日大使館と東京プリンスホテルを会場とした、サマーキャンプの開発教育・国際理解プログラムを開始。
- 2010年12月-複数の駐日大使館と東京プリンスホテルを会場とした、ホリデーイベント(クリスマスイベント)を開始。
- 2011年1月-これまでの活動をバージョンアップした『リトルアンバサダー・プログラム』(開発教育・国際理解の体験型プログラム)を開始(「知る/体験する」「考える」「行動する」というスリーステップを通じたグローバルキッズの育成プログラム)。リトルアンバサダー・プログラムは、東京ディズニーランドを総合プロデュースした堀貞一郎とともに同氏が創業したエル・エー・シー社(旧ランドアソシエイツ社)が協力して開発したもの。ランドアソシエイツのLAからとってLittle Ambassadorという名称に決まったとも言われている。
- 2011年4月-リトルアンバサダーの子供たちを、継続的に支援する環境をつくるために倶楽部制度を開始。
- 2011年6月-共通の想いをもつ女性たちのネットワーク、『グローバル・ママ・ネットワーク』(GMN)を開始。毎月GMNマンスリーを開催。
- 2012年3月-参画する父親たちが発起人の中心メンバーとなり、組織を超えて人財を育てる拠り所『メンター・メンティー・ネットワーク』(MMN)を開始。
- 2012年4月-リトルアンバサダーをアジア各国で展開するために、インターナショナル・ウィメンズ・クラブのアジア組織(International Women's Club ASIA)が設立される。日本側理事メンバーとして、竹村真紀子(International Women's Club JAPAN理事)、木戸寛孝(世界連邦運動を推進する世界連邦運動協会の常務理事、NPO法人世界連邦21世紀フォーラムの理事長)が参画している。
- 2014年4月- 『メンター・メンティー・ネットワーク』(MMN)と類似したコンセプトをもつ心拓塾とコラボレーションをし、『HABATAKI PROJECT』を開始。
- 2016年9月-食で地域と世界を繋ぐ天現寺大使館(東京都港区)をプロデュース。
- Meet the World(ミートザワールド):「新しい世界の発見」駐日大使館との交流を通じ、世界の多様性を体験する、体験型の開発教育・国際理解プログラム
- 特徴1:子供がクッキングをするが作る料理は本格的。大使館シェフや東京プリンスホテル料理長をはじめ2名〜5名のシェフがプログラムを支援している
- 特徴2:子供が親善大使として国について調べて発表をする。英語で発表する子供もいる
- 特徴3:リトルアンバサダーとしての認定証が駐日大使館の方より子供に直接渡される
- 特徴4:多言語な環境のプログラム(外国語に親しみを感じる(恐怖感をなくす)機会、外国語への関心が高まる機会)になっている
- 特徴5:学校を超えたお友達、年齢を超えたお友達で一緒に楽しむことができる
- 特徴6:自由研究の課題としても適している
- 特徴7:とにかく楽しい
- Little Ambassadors Committee(リトルアンバサダー・コミッティー):国際フィールドで活躍するプロフェッショナル陣から、環境や貧困などの地球規模の問題(グローバル・イシュー)について学び、共に考えるGlobal Kids College(グローバルキッズカレッジ)。将来、国際社会で活躍できるようになるために必要な視点、リテラシー、基礎的スキルを身につけるための開発教育・国際理解プログラム
- Little Ambassadors World(リトルアンバサダー・ワールド):グローバルに活躍できる人は、自分の身近な世界(ローカル)でも常に行動を起こしている。グローバル・イシューから身近な問題まで、「自分に何が出来るか」を考え、行動に移す。その積み重ねが、世界のどこにいても活躍できる人材を創る。その活動環境を用意する社会貢献活動プログラム。
リトルアンバサダーの活動を、継続的に支援する環境をつくるためにクラブ組織ができている。クラブ組織では、お互いを認めあうリコグニションの環境が用意され、具体的に行動を起こした子どもを評価する仕組みがある。
- ファイブスマイル制度:リトルアンバサダー・プログラムが大切にしている6つの視点=「SMILES」から、すばらしい行動をしている子供たちを表彰する制度。SMILESは、東京ディズニーランドを総合プロデュースした堀貞一郎が創業したエル・エー・シー社が構築したもの。
- Sensibility: すばらしい感性。感動できる心
- Mind: お友達を思いやる気持ち。伝える力
- Imagination: 人の気持ち・行動の結果を想像する力
- Love: やさしさ・愛情のある行動
- Enjoyment: 喜びをわかちあう・与えあう行動
- Smile: すばらしい笑顔・あいさつ
- リトルアンバサダー・スピリット・アワード制度:リトルアンバサダーの精神をもち、リトルアンバサダーにふさわしい行動をしている子供たちを表彰する制度。
- グレードアップ制度:リトルアンバサダーのプログラム参加経験数によって表彰する制度
- ランゲージピン制度:基本的な文化と表現を身につけていることを表彰する制度
- 名称:International Women's Club JAPAN
- 名称(英文):International Women's Club JAPAN(英文略称「IWCJ」)
- 代表理事:竹村真紀子(IWC-ASIA理事 兼 事務局長。日韓中を中心にグローバルマインドをもつ家族で構成される俱楽部を運営し、アジア圏でのビジネスマッチングを推進するとともに、次世代がアジア人としてグローバルに活躍できるよう、駐日大使館の協力を得て、子供向けにリトルアンバサダー・プログラムを開催。2013年にはヒーローズエデュテイメント株式会社(代表:秋沢志篤)取締役に就任。日本を代表するヒーロー達による子供向けプログラムの海外展開を企画・推進。国際機関で海外人向けの「日本のビジネスマナー」研修を担当。東洋経済オンラインでは、「日本人が知らないグローバル接待の作法」を連載中)
- 理事:寺脇加恵 (株式会社ビューティバー フードディレクター&ケータリングシェフ。ナイジェリア大使館等各国大使館のイベントケータリング等も手がけ、2011年FOODEXではアメリカ大使館農産物貿易事務所にて、マーケティングシェフを担当。同月、練馬区認可「まちの保育園」食の顧問に就任、保育園児向けのフードプログラムを開発。他、大学研究機関と共同開発にて「抗疲労食」に関するオリジナルメソッドを開発中)
- 理事:大崎麻子(大崎麻子事務所代表。国際連合開発計画(UNDP)NY本部開発政策局にて、ジェンダーと女性のエンパワーメントを担当。世界各地で数多くのプロジェクトを手掛けた。現在、フリーの開発政策・ジェンダー専門家として、政府関係機関、国際機関、NGOなどで幅広く活動中。関西学院大学客員教授、聖心女子大学非常勤講師、港区男女平等参画推進委員、中田英寿のTake Action Foundation評議)
- 理事:小門裕幸(法政大学教授)
- 特別顧問:和気邦夫(インド、パキスタン、ナイジェリアなど世界各地の国連児童基金(UNICEF)事務所に勤務した後、国際連合開発計画(UNDP)国連開発グループ事務局次長、国際連合人口基金(UNFPA)事務局次長を歴任。現在、関西学院大学総合政策学部客員教授)
- 特別顧問:裵東徹(ベ・ドンチョル。Black Diamond Club 代表で日韓中で活躍する未来人才育成の教育家。アジア未来人才研究所を設立して次世代の経営と人材育成について研究。アジア未来人才研究所は、韓国政府機関である韓国情報化振興院との共同研究を実施し未来社会の予測および、それに対するソリューションを開発している。また全国経済連合(※日本の経団連にあたる)で企業家及び役員対象のワークショップおよび未来創造革新を主題とした講義を開催している。2007年にはパックスアジア時代を主導するリーダーズネットワークである Black Diamond Club を設立。企業家としても幾多の実績を残し、2000年に観光産業発展に寄与した功労として企業家として最年少で大韓民国大統領表彰(外貨獲得実績)を受けている。2011年1月に著作の「2030年 富の未来図」が日本で翻訳出版され Amazon 書籍部門で総合1位となった。現在は中国の北京に居住)