天王川公園
日本の愛知県津島市にある公園 ウィキペディアから
日本の愛知県津島市にある公園 ウィキペディアから
天王川公園はかつて津島市内を流れた天王川が、1899年(明治32年)の佐屋川の廃川によって孤立して誕生した「丸池」周辺に整備された公園である[2]。
1918年(大正7年)2月26日に多田可継(後の津島町長)ほか全町会議員が「津島公園建設ノ件ニ関スル建議案」を提出[2]。同年3月に多田が津島町長に就任すると公園化が推進され、翌1919年(大正8年)9月には本多静六や田村剛を招聘して公園設計案が立案された[2]。
1920年(大正9年)4月に愛知県から公園建設事業の認可を受け、同年6月に起工式が行われた[2]。
当初は工期10年となる大規模事業の予定だったが、津島町家主会問題(1919年秋)、スペイン風邪の大流行(1920年1月)、大正の大恐慌(1920年3月)によって、植物園の造成が批判にさらされるなど規模が縮小され、基本的整備が完了した4年目に終了となった[2]。
1935年(昭和10年)に猿動物園が置かれたのに始まり、1958年(昭和33年)にはライオンやクマなどを飼育する動物舎が設置。以降もフラミンゴなどが飼育されていたが、1998年(平成10年)に廃止された。
津島市はフジの名所であり、公園にも1978年(昭和53年)から藤棚が造成され、1983年(昭和58年)には「日本最大の藤棚」が完成している。現在では四季折々の景色を楽しむことができ、2007年(平成19年)には日本の歴史公園100選にも選ばれた。
面積12.0haの園内には、丸池や車河戸、中之島、藤棚、旧鈴木邸(1916年建築の古民家)、芝生広場、中央広場、築山、屋外ステージなどの施設がある[3]。
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