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日本の出版社、エレクトロニクス機器メーカー ウィキペディアから
株式会社電波新聞社(でんぱしんぶんしゃ)は、電子部品・家電などエレクトロニクス全般に視点を当てた新聞・メディアを主体とする会社。東京都品川区東五反田に本社を置く。
家電量販店や地域家電店、携帯電話ショップなど流通部門を扱うことも特徴。かつては米国『ビルボード』誌と提携していた。電気関連プロダクツと電子産業情報をメインとした主力媒体の日刊電波新聞は、朝日新聞社の販売網と提携しており、容易に宅配購読することが可能である。
1977年10月から1995年4月まで、当初「マイコン」と呼ばれていた家庭用コンピュータを扱う雑誌『月刊マイコン』を刊行。1982年には、趣味(ホビー)としての「マイコン」「パソコン」プログラム初心者に重きを置いた雑誌『マイコンBASICマガジン』(ベーマガ)を刊行。この2誌(特に後者)は、コンピュータ愛好者たちに有形無形の影響を与えた。また、月刊マイコン/ベーマガを核とした出版部では、月刊誌の掲載プログラムを記録したメディアや、持ち込まれたオリジナルソフトウェアを発売した。「ビデオゲームアンソロジー」シリーズなど、X68000にアーケードゲームの名作を次々と移植していた。[2]
1983年には、コンピュータ出版以外の業務を「マイコンソフトウェア開発室」として分離、Microsoft Windows登場以前の1980年代に普及していた各社国産パソコン向けソフトウェア(テレビゲーム)を開発するようになる。一時期は著名なゲームソフト会社のゲームを、各機種に多く移植・販売していた。一例として、ナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)より『マッピー』『ゼビウス』『ドルアーガの塔』など、データイーストより『バーガータイム』『バーニン'ラバー』、セガより『スペースハリアー』など。
マイコンソフトウェア開発室は1991年にマイコンソフトとして分社し、ソフトウェア事業を終息させて以降もパソコン・テレビゲーム機器の映像関連周辺機器を長く作り続けていたが、2018年10月に電波新聞社に吸収合併。以後は「株式会社電波新聞社マイコンソフト事業部」として事業を継続している(一部を除き従来扱っていた商品も概ね引き続き販売している)。
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