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この項目では、hideの楽曲について説明しています。"MISERY"のその他の用法については「ミザリー」をご覧ください。 |
「MISERY」(ミザリー)は、日本のアーティスト、hideのソロ5枚目となるシングル。
概要 hide の シングル, 初出アルバム『PSYENCE』 ...
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- MISERY
(作詞・作曲・編曲:hide)
- CDショップで商品を選んでいたら、いきなり曲が閃き、急いで帰ってきて元ネタとなる歌を録った[3]。
- 制作の発端は難病を患ったhideのファンである少女、貴志真由子との交流によって作られた、hideの曲の中でもとりわけポップなナンバー[3]。
- X JAPANの曲作りの際にhide自身のソロ楽曲と並行する形で作られ、TOSHIが歌うことを想定した歌詞・キー・アレンジが施されたバージョンも制作されたが、スタッフの大多数から「hideのシングルにしましょう」と薦められ、それまで書いた歌詞を全て没にして、アレンジもやり直した[4]。
- 「マイナス言葉を使って、ノーテンキな曲を作りたい」というのを総合的なコンセプトにし、「不幸」というタイトルとシンプルなコード進行から全く外れていないメロディで構成されている。当初hideは「このタイトルでいいのか」と悩んでいたが、家の近所で「レ・ミゼラブル(フランス語で『不幸』)」が公演されていたことに大きな運命を感じ、「このタイトルでいこう」と決めた[5]。
- 花王の育毛剤サクセスのCMソングに起用されており、CM用の15秒・30秒の音源も制作された。またCMの冒頭または終わりの「サクセス!」という叫び声はhideの声である[3]。
- PVは1995年夏にhideのオフィシャルカレンダーの素材撮影時にhide・I.N.Aがスーパーマーケット・ロサンゼルスの風力発電所にてホームビデオで撮り貯めていた映像素材を中心に構成され、新規の素材はリップシンクロの映像・メッセージボードを持つシーンのみ撮影された[3]。その後、編集作業はLEMONedに所属していたバンドtrees of Lifeに全ての素材を渡して、「質感はこの様に」と指示する以外はtrees of Lifeに一任した[6]。
- LEMONed I Scream
(作詞・作曲・編曲:hide)
- 当初は「1996年のヴェルヴェット・アンダーグラウンドの新曲」を目標にしていたが、hideは「目論見とは異なり、底抜けに明るいポップになってしまった」と振り返っている[7]。
- サウンドのテーマは「hideが感じたLEMONedのイメージ」を曲にするようにしている[5]。
- 「みんなは嫌いかもしれないけど、俺は好きだよ」というテーマの英詞が書かれている[5]。
“MISERY”. Oricon. 2014年11月28日閲覧。
角川書店刊「CDでーた」1996年7月5日号「LOOK UP hide 久々のソロシングルは名古屋的発想の作品…!?」p.45より。
株式会社ミュージック・マガジン刊「ミュージック・マガジン」1996年10月号「hide 僕がメイクするのは、ウォー・ペインティングみたいなもの X JAPANもソロもレーベルも…貪欲に活動するHIDEに聞く」p.90より。