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洋介犬

日本の漫画家 ウィキペディアから

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洋介犬(ようすけん)は、日本漫画家兵庫県丹波市出身[1][2]京都府在住[3]。男性。

概要 ようすけん洋介犬, 生誕 ...

商業媒体でのペンネームとしてうえやま洋介犬(うえやまようすけ)を用いていたが、2013年4月以降より「洋介犬」に統一している[4]

来歴・人物

子供のころから漫画家を目指し、4コマギャグ漫画家としてデビューするが、怪談と戦国史が好きで[5]、20代後半ごろに取材やインターネットで募集した実話怪談や創作怪談をショートホラー漫画や幽霊画として発表するブログ『誘怪犯』(現『イヌギキ』)を開設、ホラージャンルに転身したところ、1日3万HITの人気ブログとなり、2007年にはブログ漫画と描きおろし作をまとめた単行本『誘怪犯』が発行された[3]。ブログを継続しながら、ネットでは講談社MiChao!』にて『ヤミツキ 〜いのりの心霊日記〜』を連載配信[6]、紙媒体でも数々のホラー系の雑誌で活動している[3]

漫画執筆以外でも『怪談社[7]』のライブ・イベントに、2009年から参加している[8]

ホラー以外では『エッセイコミックWEBマガジン ゆるっとcafe』(竹書房)で、2011年から妻の菜波(BL、TL小説家)が腐女子であることをネタにしたギャグ・エッセイコミック『くさったよめがあらわれた!』を連載し、2012年には単行本化された[6]

ブログは『30秒怪奇妙漫画ブログ「イヌギキ」〜犬列異伝〜』と名を変え、2012年にはアクセス2000万超えになった[5]

2024年10月24日、自身や家族に危害を加えると脅迫する内容のメールが届いたことを報告し、京都府警に相談したことを明かした[9]

筆名は「洋介犬」と書いて「ようすけん」と読み、自画像はメガネをかけた犬である[5]

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作風

ブログ名に「30秒」と付いているように、4コマベースのショートショート漫画を得意とし、制作ペースも早い[3]。連載でも一話完結やオムニバス形式が多いが、『LA×LA×LA』といった長期に渡る長編も発表している[6]

内容はサイコ・ホラー系(サイコ系)超常現象系、不条理系、実話系(ドキュメンタリーもしくはモキュメンタリー)、時事ネタ風刺)と多彩で、作風も後味の悪さを狙った不気味なものから、現実社会の不条理を斬る戒めや信賞必罰的な話、ギャグ要素が入ったブラックユーモア物まで幅広く存在する。当人は読者が恐怖を身近に感じるように「日常生活をフックにするネタ」を意識して仕込んでおり、「お持ち帰り系ホラー」と評されたとインタビューで答えた[3]

作品リスト

連載

  • マガサスビヨリ(『ホラーM』2009年12月号 - 2011年8月号) - 雑誌休刊により未完結のまま連載終了[10]
  • イマワノキワ(『週刊少年チャンピオン』2011年32号 - 51号)
  • 軍師×彼女(『マガジン・ラボ』2013年[11] - 2014年[12]、『新雑誌研究所』2014年11月19日[13] - 2015年1月19日[14]、『月刊少年ライバル』2014年5月号読み切り[15]) - 第1部の連載とされているが[16]、第2部の連載は未定。なお本人はTwitter上で完結したとする投稿もしている[10][17]
  • 歴女るの!(『GANMA!』2014年4月27日 - 2016年3月23日)
  • インガ様応報す(『コミクリ!』2017年12月19日 - 2019年8月13日)
  • 外れたみんなの頭のネジ(『GANMA!』2015年 -2023年)
  • ジゴサタ〜地獄の沙汰もお前しだい(『ゴラクエッグ』2019年 - 2022年[18]
  • 世界が滅んだその後で(『くらげバンチ』2019年10月18日[19] - 2020年11月20日)
  • カミ憑き我慢を決壊す(『週刊漫画ゴラク[20]2020年11月20日 - 2022年1月14日)
  • 反逆コメンテーターエンドウさん(『GANMA!』2021年1月22日[21] - 連載中)
  • JC、殺人鬼やめました(『コミネコ』2021年3月19日[22] - 4月16日→『ComicWalker』2021年8月6日[23] - 2024年3月29日) - 最終話は単行本先行掲載[24]
  • 死神の王とその娘たち(『comicブースト』2022年1月28日[25] - 2023年10月27日)
  • LaLaLa…(『ヤングチャンピオン烈』2022年No.7 - 2025年No.1、全32話)
  • 悪魔の論破〜信じてはいけないあの娘のために〜(『やわらかスピリッツ』2022年11月10日[26] - 2023年8月24日[27]
  • メメ~大野こここはなぜ眼球に殺されるに至ったか~(『カドコミ(旧ComicWalker)』2022年11月17日[28] - 2025年5月16日)
  • 黒懺悔(『週刊漫画ゴラク』2023年9月15日号[29] - 連載中) - ショート連載[29]
  • パラウドで逢いましょう(『comicブースト』2024年2月9日 - 連載中)

書籍

  • 『誘怪犯』G.B.、2007年6月、ISBN 978-4-901841-58-0
  • 『誘怪犯 〜紅〜』G.B.、2008年7月、ISBN 978-4-901841-68-9
  • 『妖幽戯画 幽玄漫画怪異譚』共著:西浦和也、竹書房〈竹書房文庫〉、2009年5月、ISBN 978-4-8124-3821-3
    怪奇新聞 (『怖い噂/不思議ナックルズ』ミリオン出版、2008年掲載分)収録
  • 『くさったよめがあらわれた! 〜腐女子嫁×観察日記〜』竹書房、2012年7月、ISBN 978-4-8124-9024-2
  • 『イマワノキワ』ほるぷ出版Flex Comix〉、2012年8月、ISBN 978-4-593-85702-9
  • 『軍師×彼女 1』講談社ライバルKC〉、2014年4月4日発売、ISBN 978-4-06-381312-8 - ナンバリングされているが続刊はなく、刊行について本人も諸事情で1巻のみと述べている[30]
  • 『洋介犬の恐怖毒本 脳に焼きつく怪異』リイド社〈SPコミックス SPポケット〉、2014年10月16日、ISBN 978-4-8458-4393-0 - 『誘怪犯』『誘怪犯 〜紅〜』『妖幽戯画 幽玄漫画怪異譚』からの再録・加筆修正。
  • 外れたみんなの頭のネジ』、泰文堂アース・スターコミックス〉→14巻以降はGANMA!、既刊14巻
  • 『インガサマ応報す』、講談社〈KCデラックス〉2018年 - 2019年、全2巻
    1. 2018年12月20日発売、ISBN 978-4-06-514378-0
    2. 2019年10月17日発売、ISBN 978-4-06-517674-0
  • ジゴサタ〜地獄の沙汰もお前しだい』、日本文芸社〈ニチブンコミックス〉2020年 - 2022年、全4巻
  • 『カブリモンテラー』竹書房〈バンブーコミックス〉、2020年5月、ISBN 978-4-8019-6987-2
  • 『世界が滅んだその後で』、新潮社〈バンチコミックス〉2020年 - 2021年、全2巻
    1. 2020年7月9日発売、ISBN 978-4-10-772297-3
    2. 2021年3月9日発売、ISBN 978-4-10-772366-6
  • 『カミ憑き我慢を決壊す』日本文芸社〈ニチブンコミックス〉、2022年2月9日発売[31][20]ISBN 978-4-537-14462-8
  • 『反逆コメンテーターエンドウさん』、KADOKAWA〈MFコミックス〉2022年 - 、既刊3巻(2024年10月23日現在)
    1. 2022年4月22日発売[32]ISBN 978-4-04-681105-9
    2. 2023年8月21日発売[33]ISBN 978-4-04-682789-0
    3. 2024年10月23日発売[34]ISBN 978-4-04-683802-5
  • 『死神の王とその娘たち』、幻冬舎コミックス〈バーズコミックス〉2022年 - 、既刊2巻
    1. 2022年9月24日発売[35]ISBN 978-4-344-85110-8
    2. 2023年3月24日発売、ISBN 978-4-344-85200-6
  • 『JC、殺人鬼やめました』、KADOKAWA〈MFC〉2023年 - 2024年、全3巻
    1. 2023年2月22日発売[36]ISBN 978-4-04-681592-7
    2. 2023年3月23日発売、ISBN 978-4-04-682113-3
    3. 2024年2月22日発売、ISBN 978-4-04-683192-7
  • 『悪魔の論破〜信じてはいけないあの娘のために〜』、小学館〈ビッグコミックス〉2023年 - 、既刊1巻
    1. 2023年5月12日発売[37]ISBN 978-4-09-861787-6
  • 『#新人漫画家と編集者 SNSでバズ連発の漫画家が教えるヒット術』玄光社、2023年6月15日発売[38]ISBN 978-4-7683-1782-2 - 漫画ではなく著書[38]
  • 『LaLaLa…〜彼女の好きなカノジョ〜』、秋田書店〈ヤングチャンピオン烈コミックス〉2023年 - 2025年、全3巻
    1. 2023年6月20日発売[39][40]ISBN 978-4-253-25807-4
    2. 2024年4月18日発売[41]ISBN 978-4-253-25808-1
    3. 2025年2月19日発売[42]ISBN 978-4-253-25809-8
  • 『パラウドで逢いましょう』、幻冬舎コミックス〈バーズコミックス〉2024年 - 、既刊1巻
    1. 2024年8月23日発売、ISBN 978-4-344-85449-9
  • 『メメ〜大野こここはなぜ眼球に殺されるに至ったか〜』、KADOKAWA〈MFC〉2024年 - 2025年、全2巻
    1. 2024年10月23日発売[43][44]ISBN 978-4-04-684185-8
    2. 2025年5月21日発売[45]ISBN 978-4-04-684813-0
  • 『黒懺悔』日本文芸社〈ニチブンコミックス〉、2025年2月18日発売[46][47]ISBN 978-4-537-14966-1
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脚注

参考文献

外部リンク

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