トップQs
タイムライン
チャット
視点
お星さまのレール
小林千登勢による日本の児童文学 ウィキペディアから
Remove ads
『お星さまのレール』(おほしさまのレール)は、女優の小林千登勢が戦中戦後の体験を綴り、1982年、金の星社より出版した日本の児童文学。および、それを原作としたアニメーション映画。
![]() |
あらすじ
時代は第二次世界大戦中。朝鮮の北、満州にほど近い鴨緑江河口の街・新義州で幸福に育った7歳の日本人の女の子・チコ(小林千登勢)。戦後のソ連軍進駐により、日本人への取り締まりが激化するなか、同じ境遇の多くの民間人とともに日本への逃避行を図る。 星をたよりに、38度線を目指して…。
登場人物
- 小林 千登勢(こばやし ちとせ)
- 本作の主人公。愛称はチコ。日本占領下の北朝鮮の新義州に住み、その後平壌に移住する。第二次世界大戦が終わり、ソ連軍に占領された後に日本に逃れ、成人してからは女優となる。
- 小林和彦(こばやし かずひこ)
- 千登勢の父。日本軍の新兵の一人。第二次世界大戦が始まると出征するが、戦場で体調を崩して家族の元に戻る。北朝鮮がソ連に占領された後、家族と共に日本に引き揚げる。
- 小林増子(こばやし ますこ)
- 千登勢の母。優しくて心配性の多い主婦。ソ連軍が北朝鮮を占領した後、和彦とチコとともに日本に引き揚げる。
- 小林三千代(こばやし みちよ)
- 千登勢の妹。愛称はミコ。いつも姉とほぼ同じことをしたいと思っている。作中で腸チフスにより亡くなる。
- 武(たけし)
- 千登勢の祖父、増子の父。平壌に住んでいる。ソ連が北朝鮮を占領したとき、朝鮮人であることを名乗って日本に逃れる。
- 重子(しげこ)
- 千登勢の祖母、増子の母。平壌に住んでいる。ソ連が北朝鮮を占領したとき、朝鮮人であることを名乗って日本に逃れる。
- 葉子(ようこ)
- 千登勢の叔母、増子の妹。平壌に住んでいる。ソ連が北朝鮮を占領したとき、朝鮮人であることを名乗って日本に逃れる。
- お花(おはな)
- 小林家の女中である朝鮮人の若い女性、千登勢の友達。ある日、落ち込んでいた増子に呼び出されてチコのズボンを直し、針を抜き忘れたところ、チコ画を尻の針の上に座って怪我をする事故が起こり、その責任を問われ解雇される。
- 龍一 (ヨン・イル)
- 朝鮮人の少年。日本に土地を奪われたことを憎んでおり、土地を取り戻そうと必死に努力している。後に日本兵に殺される。
Remove ads
アニメ映画
1993年07月10日に公開された共同組合全国映画センター制作の作品。主人公をはじめ、創氏改名をさせられた少年などが登場する等、原作との違いがある。
ビデオソフト(VHS)が存在していたが、現在は廃盤状態である。
スタッフ
声の出演
主題歌
- 「夜空で星が生まれるように」 歌:益田宏美(現:岩崎宏美)
書籍
- 画:小林与志 ISBN 978-4-323-00570-6
- 画:小林与志 ISBN 978-4-323-01038-0
- 画:小林与志 ISBN 978-4-323-01858-4
関連項目
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads