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きみの鳥はうたえる
日本の小説 ウィキペディアから
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『きみの鳥はうたえる』(きみのとりはうたえる)は、佐藤泰志による小説、および2018年公開の日本映画。『文藝』 1981年9月号で発表され、1982年に書籍化。第86回芥川龍之介賞候補となった佐藤泰志の初期の作品[1]。
タイトルは作中にも登場するビートルズの楽曲「And Your Bird Can Sing」を直訳にしている[2]。
表題作の「きみの鳥はうたえる」とともに「草の響き」も収録されている。
あらすじ
冷凍倉庫のアルバイトで知り合った僕と静雄。2人は意気投合し共同生活を始める。静雄の数少ない持ち物の中にはレコードもあり、それは全てビートルズのものだった。部屋にはレコードプレイヤーが無く、2人で飲んだ時に静雄はビートルズの「And Your Bird Can Sing」を歌ってくれた。その後、僕は東京郊外の国立(※映画版は函館の郊外)にある書店で働き始め、そこで一緒に働く佐知子とやがて恋仲となり、静雄との生活に佐知子も加わり、3人で夜通し飲み明かす生活が始まる。楽しくも切ない3人の夏のひとときが過ぎようとしていく。
書籍情報
- 単行本(1982年3月 河出書房新社) ISBN 4-309-00079-7
- 文庫本(2011年5月 河出書房新社) ISBN 978-4-309-41079-1
映画
函館市民映画館シネマアイリスの開館20年を記念してオール函館ロケで制作された作品である[3]。2018年8月25日より函館シネマアイリスで先行公開された後、9月1日に全国公開された[3]。
キャスト
スタッフ
受賞
- 第73回毎日映画コンクール[4]
- 男優主演賞(柄本佑)
- 音楽賞(Hi’Spec)
- 第92回キネマ旬報ベスト・テン[5]
- 主演男優賞(柄本佑)
- 日本映画ベスト・テン第3位
- 第40回ヨコハマ映画祭 日本映画ベストテン第8位[6]
- 第10回TAMA映画賞 最優秀新進監督賞(三宅唱)[7]
- 映画芸術 2018年日本映画ベストテン1位[8]
- 第28回日本映画批評家大賞 主演女優賞(石橋静河)[9]
脚注
外部リンク
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