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くどうれいん
日本の小説家、歌人、俳人 ウィキペディアから
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くどう れいん(くどう れいん、女性、1994年[1]- )は、日本の小説家、歌人。歌人としての名義は本名である「工藤玲音」(読み同じ)であったが[2]、2024年2月をもって「くどうれいん」名義に統一した[3]。
来歴
岩手県盛岡市出身、在住[1]。石川啄木の出身地として知られる渋民で育つ[2]。俳句結社『樹氷』同人、コスモス短歌会所属[4]。
岩手県立盛岡第三高等学校で文芸部に所属し[5]、2012年度全国高等学校文芸コンクール小説部門・詩部門・短歌部門で優秀賞を受賞する。岩手日報の随筆賞の最年少受賞や、全国高校生短歌大会団体優勝も経験した[6]。複数の文芸ジャンルにわたって作品を執筆しているが、高校の文芸部ではそれが通常の姿勢であり、自身は「文芸部をずっとやってる感覚」であると述べている[2]。 宮城大学事業構想学部に進学して宮城県に移住後は、東北大学短歌会に参加[6]。
大学卒業後は盛岡に帰郷し、会社員として働きながら執筆活動を続けた。2017年4月に光文社刊行の『ショートショートの宝箱』に「冬のメリーゴーランド」が収録される。同年、俳句ウェブマガジン「スピカ」の連載(2016年6月)をまとめたエッセイ集『わたしを空腹にしないほうがいい』を上梓[7]。『わたしを空腹にしないほうがいい』は2018年に改訂版としてBOOKNERDから出版され、リトルプレスながら異例のセールスを記録した[8]。2021年に「群像」に発表した小説「氷柱の声」が第165回芥川龍之介賞候補作となる[9]。
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作品リスト
要約
視点
小説
単行本
- 『氷柱の声』(2021年7月、講談社、ISBN 978-4-06-524128-8)氷柱の声(『群像』2021年4月号)
- 『登場人物未満』(2025年1月、KADOKAWA)
- 『スノードームの捨てかた』(2025年5月、講談社)
アンソロジー収録
「」内がくどうの作品
- 『ショートショートの宝箱』(2017年4月、光文社)ISBN 978-4-334-77459-2「冬のメリーゴーランド」
- 『ショートショートの宝箱II』(2019年4月、光文社)ISBN 978-4-334-77822-4「てのひらの映画館」
絵本・童話
- 『プンスカジャム』くりはらたかし絵(2021年9月、福音館書店、ISBN 978-4-8340-8628-7)絵本
- 『あんまりすてきだったから』みやざきひろかず絵(2022年6月、ほるぷ出版)童話
歌集
- 『水中で口笛』(2021年4月、左右社、ISBN 978-4-86528-024-1)
- 『水歌通信』(2023年12月、左右社)東直子との共著
エッセイ集
- 『わたしを空腹にしないほうがいい』(2017年、私家版 / 〔改訂版〕2018年8月、BOOKNERD)
- 『うたうおばけ』(2020年4月、書肆侃侃房、ISBN 978-4-86385-398-0)(2023年10月、講談社文庫、ISBN 978-4065328774)
- 『虎のたましい人魚の涙』(2022年9月、講談社、ISBN 978-4-06-529092-7)
- 『桃を煮るひと』(2023年6月、ミシマ社)
- 『コーヒーにミルクを入れるような愛』(2024年4月、講談社)
- 『日記の練習』(2024年9月、NHK出版)
- 『湯気を食べる』(2025年3月、オレンジページ)
単行本未収録作品
- 小説
- 「あきらめること」(講談社『群像』2022年4月号)
- 「キウイ縞々」(講談社『群像』2022年11月号)
- 「A701」(講談社『群像』2025年4月号)
- エッセイなど
作詞
特集
- 短歌ムック「ねむらない樹」vol.5 特集=くどうれいん/工藤玲音(書肆侃侃房、2020年8月)
- 収録:エッセイ「夏のUターン」、短歌「花束に氵」、俳句「洗顔」、「私の知っているくどうれいん」(神野紗希、千種創一、郡司和斗、山下翔、溺愛、松本てふこ、仲間桃子)、対談「ミステリアスになりたい!」(スケラッコ)、ざっくりもりおかMAP
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脚注
関連項目
外部リンク
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