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ささやくように恋を唄う
日本の漫画、メディアミックス作品 ウィキペディアから
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『ささやくように恋を唄う』(ささやくようにこいをうたう、英語: Whispering you a love song)は、竹嶋えくによる日本の漫画作品。『コミック百合姫』(一迅社)にて、2019年4月号より連載中[3]。略称は「ささこい」または「ささ恋」[注 1]。
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「一目ボレ」をきっかけにすれ違う2人の関係性を描いた百合作品である[1]。
2024年7月時点でコミックスの累計発行部数は100万部を突破している[5]。
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あらすじ
高校入学初日、木野ひまりは新入生歓迎会で見かけた先輩・朝凪依に「一目ボレ」した。ひまりはその気持ちを依にぶつけるが、彼女はひまりの思いを恋心と勘違いしてしまう。
ひまりの可愛さに依も一目ボレしたものの、すぐにひまりの思いが恋ではないことに気が付く。それでも彼女のことを諦められない依は、本気で彼女を惚れさせようと決意した。
登場人物
要約
視点
声の項はテレビアニメ版の声優、演の項は舞台版でのキャスト。
- 木野 ひまり(きの ひまり)
- 声 - 嶋野花[6] / 演 - 渡邉結衣[7]
- 本作の主人公である高校1年生。7月18日生まれ。新歓のバンド演奏で見かけた依に一目ボレした。
- ボーカルへの憧れからくるファンとしての一目ボレであり、依の一目ボレもそのように解釈している。
- マロ太という猫を飼っている。
- 可愛らしい容姿と無邪気な言動が、無意識ながら依を惚れさせる要因となっている。
- 10話にて料理研究部に所属するようになる。
- 朝凪 依(あさなぎ より)
- 声 - 瀬戸麻沙美[6]、笹倉かな(歌)[8] / 演 - 石井萌々果[7]
- 本作のもう一人の主人公である高校3年生。11月26日生まれ。血液型はA型。ひまりに一目ボレし、初恋を迎えた。
- 放課後は屋上でギターを弾きながら歌うなど、一人で歌うことを好んでいる。授業中は眼鏡をかけている。
- ネコグッズに目がなく、無理なお願いでもネコグッズに釣られて引き受けてしまうところがある。2人の初めてのデートでひまりに告白したが、ひまりは急な告白に戸惑ってしまった。依はそんなひまりにライブで惚れさせると言い、亜季達とバンドを組むことを決意した。バンドを続けていくうちに、仲間との演奏にやり甲斐を感じ、後にバンドを続けていくこととなる。
- 水口 未希(みずぐち みき)
- 声 - 古賀葵[9] / 演 - 橘めい[7]
- ひまりの小学校以来の友人でクラスメイト。とてもお姉ちゃんっ子。ロングヘアーで前髪を髪止めしており、口元にほくろがある。吹奏楽部所属。
- 一目ボレしたひまりのために依の情報を収集するなど、間接的に2人の仲を取り持っている。
- 水口 亜季(みずぐち あき)
- 声 - 小松未可子[10] / 演 - 天麻ゆうき[7]
- 未希の姉。バンド「SSGIRLS」のベース担当。ミディアムヘアーで左目の下にほくろがあり、とても積極的でさっぱりとした性格。
- ひまりとは昔から面識があるが、依には内緒にしている(理由は面白いから)。
- 依の親友でありながら、実は依に恋心を抱いている。しかしひまりが依への恋心を自覚し、また依の真剣な思いを知って身を引いた。
- 筒井 真理(つつい まり)
- 声 - 小原好美[10] / 演 - 早川渚紗[7]
- 亜季の軽音部仲間。バンド「SSGIRLS」のドラム担当。お姫様カットで小柄。常に女性語で話す。
- 香織とはいつも一緒におり、彼女のことを「橘香織」とフルネーム呼びしている(基本的には人をフルネームで呼んでいる)。なお以前は彼女を「かおちゃん」と呼んでいた。
- 橘 香織(たちばな かおり)
- 声 - 加隈亜衣[10] / 演 - 華山七彩[7][注 2]
- 亜季の軽音部仲間。バンド「SSGIRLS」のキーボード担当。ショートカットで高身長(170cmほど)。間延びした話し方をするマイペースな性格。常に目を閉じていて、八重歯が特徴的(時々目を開けることがあるが、威圧感があるらしい)。
- 真理にべったりであり、彼女のことを「まーちゃん」と呼んでいる。また、依を「よりより」、亜季を「あっきー」と呼ぶ。
- 里宮 百々花(さとみや ももか)
- 声 - 上田麗奈[9] / 演 - 西門志織[7][注 2]
- 料理研究部の部長。おしとやかでおっとりとした性格。ひまりのことを「ひまちゃん」と呼んでいる。志帆と共にバンド活動を行っている。
- 泉 志帆(いずみ しほ)
- 声 - 根本優奈[10]、水上スイ(歌)[8] / 演 - 伊藤千由李[7]
- 料理研究部員(幽霊部員)。元「SSGIRLS」のボーカルで亜季の親友だったが喧嘩別れして、新たなバンド「Laureley(ローレライ)」を結成。プロデビューを目指している。
- 偶然バイト先に来たひまりと親しくなり、彼女のことは「ひま」と呼んでいる。
- 子供の頃は世界一のバイオリニストになろうと努力していたが、友人になったキョウの演奏を聞いて打ちのめされ、バイオリンを辞めた。しかし負けっぱなしで終わりたくないとバンド活動を始める。
- 天沢 始(あまさわ はじめ)
- 声 - 安済知佳 / 演 - 桜樹楓[7]
- 「Laureley」のドラム担当。フルート奏者でドラムは未経験だったが、バンドを始めてからは一気に上達した。
- キョウの実妹。姉の真意を志帆に伝え、バンド結成の切っ掛けを与えている。
- 天沢 キョウ(あまさわ きょう)
- 声 - 東山奈央
- 志帆が小学生の頃に出会った少女で、始の姉。
- 志帆より年上だが弱気な性格で、日常では志帆にリードされていた。しかしバイオリン演奏の才能は志帆を遥かに上回っており、彼女にバイオリンを諦めさせた。なお当人はバイオリンよりエレキギターに興味があった。
- 志帆に音楽を辞めさせた事を後悔しており、彼女が音楽活動を再開した事を喜んでいたが、交通事故で死亡した。
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書誌情報
- 竹嶋えく 『ささやくように恋を唄う』 一迅社〈百合姫コミックス〉、既刊10巻(2024年7月29日現在)
- 2019年6月18日発売[1][11]、ISBN 978-4-7580-7950-1
- 2020年1月17日発売[12]、ISBN 978-4-7580-2074-9
- 2020年7月17日発売[13]、ISBN 978-4-7580-2135-7
- 2021年1月18日発売[14]、ISBN 978-4-7580-2201-9
- 2021年9月17日発売[15]、ISBN 978-4-7580-2294-1
- 2022年4月18日発売[16]、ISBN 978-4-7580-2397-9
- 2023年1月18日発売[17]、ISBN 978-4-7580-2491-4
- 2023年7月18日発売[18]、ISBN 978-4-7580-2578-2
- 2024年3月18日発売[19][20]、ISBN 978-4-7580-2578-2 / ISBN 978-4-7580-2695-6(特装版)
- 2024年7月29日発売[21][22]、ISBN 978-4-7580-2742-7 / ISBN 978-4-7580-2743-4(特装版)
- 『ささやくように恋を唄う 公式コミックアンソロジー』 一迅社〈百合姫コミックス〉、2024年7月29日発売[23]、ISBN 978-4-7580-2744-1
テレビアニメ
要約
視点
2023年1月にテレビアニメ化が発表された[6]。同年3月には2024年1月の放送開始が予定されていたが[10]、2023年11月に放送時期の変更が発表された[24]。
2024年4月よりテレビ朝日系列『NUMAnimation』枠ほかにて放送が開始されたが[25]、制作上の都合により第9話以降の放送スケジュールが変更された[26]。その後、第11話と第12話は同年12月に2話連続で放送された[27]。
スタッフ
- 原作 - 竹嶋えく[6]
- 監督 - 真野玲[24][注 3][注 4]
- シリーズ構成 - 内田裕基[6]
- アニメーションキャラクターデザイン - 吉田南[6]
- サブキャラクター・衣装デザイン - 應地隆之介[24]
- プロップデザイン - 永木歩実[24]、川久保美冴[24]
- 色彩設計 - 古市裕一[24]
- 美術設定 - 伊良波理沙[24]、斉婉廷
- 美術ボード - 張恒碩[24]
- 美術監督 - 桒嶋壮志[24]
- 2Dワークス - 矢崎宏幸
- CG監督 - 江田恵一[24]
- 撮影監督 - 喜多隆宏[24]
- 編集 - 神宮司由美[24]
- 音響監督 - 郷文裕貴[24]、中谷希美[24]
- 音楽 - 佐々木裕[24]、前口ワタル[24]
- 音楽制作 - NBC Universal Entertainment Japan
- 音楽プロデューサー - 藤平直孝
- チーフプロデューサー - 髙橋和彰、八木征志、神宮司剛史、江波戸憲司、楠野由卓、福井詔雄
- プロデューサー - 塩入聡太、遠藤一樹、福倉竜馬、梅本享、松井優子、渕江麻衣子、西山雄樹、西村隆正
- アニメーションプロデューサー - 大上裕真
- アニメーション制作 - 横浜アニメーションラボ、CloudHearts[6][注 5]
- 製作 - ささやくように恋を唄う製作委員会[6]
主題歌
- 主題歌
- 劇中歌
-
- 「Humming Love」
- SSGIRLS(歌唱:笹倉かな)による第1話と第12話の劇中歌。作詞は藤林聖子、作曲・編曲は黒須克彦。
- 「屋上のメロディー」
- 朝凪依(歌唱:笹倉かな)による第1話と第12話の劇中歌。作曲は笹倉かな、編曲は住谷翔平。
- 「オレンジに染まった大空」
- 朝凪依(歌唱:笹倉かな)による第1話の劇中歌。作詞は笹倉かな、作曲は黒須克彦、編曲は住谷翔平。
- 「Sunny Spot」
- SSGIRLS(歌唱:笹倉かな)による第6話の劇中歌。作詞は喜介、作曲・編曲は黒須克彦。
- 「ギフティ 〜SSGIRLS Ver.〜」
- SSGIRLS(歌唱:笹倉かな)による第7話の劇中歌。作詞・作曲は渡辺翔、編曲は渡辺拓也。
- 「イタラズ」
- ローレライ(歌唱:水上スイ)による第11話の劇中歌。作詞・作曲は渡辺翔、編曲は渡辺拓也。
- 「Time Flies」
- SSGIRLS(歌唱:笹倉かな)による第12話の劇中歌。作詞は喜介、作曲・編曲は黒須克彦。
- 「金糸雀~カナリヤ~ feat.亜季」
- SSGIRLS(歌唱:水口亜季(小松未可子))による第12話の劇中歌。作詞は六ツ見純代、作曲・編曲は佐々木裕。
各話リスト
放送局
BD
当初、2024年9月13日より全4巻が順次発売される予定であったが、制作上の都合により発売が延期となり[37]、最終的に2025年1月7日に発売中止が発表された[38]。
CD
Webラジオ
木野ひまり役の嶋野花と朝凪依役の瀬戸麻沙美によるWebラジオ『ひまりと依の“ささやき”ラジオ』が、2024年4月12日から12月30日まで音泉にて隔週金曜13時に配信された[40]。全11回。
ゲスト
コラボCM
ひまりが他の百合姫作品とコラボするCMがテレビアニメ本放送の一迅社CM枠にて放送された。アニメ第1話のCM内で告知され、次回以降、『私の百合はお仕事です!』など5作品の百合姫作品を紹介。オンエアされたCMは一迅社のX(旧Twitter)やYoutubeチャンネルにて配信された[41][42]。
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ボイスコミック
原作漫画の第30話から第32話をベースに再構成した「ボイスコミック〜夏祭りと、ゆれる気持ち。〜」が2024年6月30日に公開された[43]。45話から47話をベースに再構成した「ボイスコミック〜水族館、デート、そして〜」が2025年3月31日に公開された[44]。
舞台
2024年7月26日から8月2日までシアター1010にて上演された[7]。公演時間は2時間20分[45][5]。7月29日は休演日で、全12回の公演のうち7公演では終了後にキャストによるお見送り、アフタートーク、スペシャルカーテンコールが実施された[46]。
当初、2025年1月下旬にBlu-ray/DVDの発売が予定され、「イベント参加抽選券付き版」の予約者を対象としたスペシャルトークイベントの開催も告知されていた[47]。しかし、制作会社のトライフルエンターテインメントが2024年11月1日に廃業したため、同年12月24日にBlu-ray/DVDの発売およびイベントの開催中止が発表された[48]。
スタッフ(舞台)
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タイアップ
脚注
外部リンク
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