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ねほりんぱほりん
2016年からNHK Eテレで放送されているトークバラエティ番組 ウィキペディアから
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『ねほりんぱほりん』は、2015年からNHK Eテレで放送されているトークバラエティ番組。2回の特別番組としての放送を経て、レギュラー化された。2024年現在、シーズン9まで放送されている。
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番組内容
要約
視点
「人形劇×赤裸々トークショー」をコンセプトとして製作されている[1]。
モグラのぬいぐるみ[注 1]、ねほりん(声・山里亮太)とぱほりん(声・YOU)が聞き手となり、ブタのぬいぐるみに扮した「訳ありゲスト」を招いて、トークを展開する。訳ありゲストは仮の名前、山里とYOUは役名ではなく互いの名前で呼び合う。
トークの合間に難しい言葉が出た時には、ニュースキャスター風のウシのぬいぐるみ、ウシ澤典夫(声・石澤典夫)が登場し、ブタのぬいぐるみなどを交えて解説をする。
トークの締めくくりは、夜も更けた ねほりん・ぱほりん宅の遠景に「ニンゲンっておもしろい」のテロップで終わる。
次回予告は『ヤン坊マー坊天気予報』のオープニングのパロディとなっている[2]。
予告の後、ウシ澤典夫が「ウシ澤じゃんけん、じゃんけんポン」で番組は締めくくられる。これは『サザエさん』エンディングのパロディである。
出演者全員がぬいぐるみに扮する意図を、山里は「人の顔色をうかがわないでなんでもしゃべれる空間」と説明している。また、訳ありゲストがブタなのは「タブー」を逆さまにしたためとしている[3]。
チーフプロデューサーを務める大古滋久は、「ドギツい話もどこか優しく聞こえたり、まるで顔出しアリでしゃべってるように見えてくる」と説明。その秘密は、人形を操っている職人たちの技にあり、古くは『ひょっこりひょうたん島』や『プリンプリン物語』など、その時代から続く子ども番組の伝統の人形劇が「新しいモザイク」の形になって大人のトーク番組として進化した、と解説している[4]。
収録は、先にラジオブースにて、山里・YOU・ゲストによるトーク部分を撮ってから編集し、後日、編集したトークに合わせて人形を動かしながら撮影を行うプレスコ手法が用いられている。そのため、取材開始から放送までに最低4カ月かかる[2][5]。
沿革
番組はまずパイロット版 第1回 2015年7月1日に『ねほりんはほりん』という題名で、特別番組として放送。この放送回ではプロ彼女、没落社長を取り上げた。特にプロ彼女は話題を呼び[6]、プロ彼女という言葉の生みの親である能町みね子も絶賛した[注 2]
しかしその第1回放送後、過去に読売テレビが『ブラックマヨネーズのネホりん!ハホりん!』という特別番組を放送していたことが判明。そこで、番組ロゴの「は」が「ぱ」にも見えることから、パイロット版第2回(2016年1月3日放送、内容は「芸能スクープ記者・カメラマン」)のオープニングにて『ねほりんぱほりん』という番組名だったことにする旨の説明がされ、番組名が変更された。2016年10月5日からレギュラー放送が開始され、レギュラー版第1回(2016年10月5日放送、内容は「偽装キラキラ女子」)でも冒頭で番組名に関する説明がなされた。2017年3月でレギュラー放送は一旦終了した。
その後、2017年9月1日にスペシャル『夏の終わりの、ねほりんぱほりん』が放送され、同年10月4日よりEテレにて「シーズン2」が放送された。以降、年度の下期(10月-翌年3月)ごとに新シーズンを放送する形態が続いている。シーズン2以降は、各月の前半に新作、後半にアンコール放送を編成し、シーズンごとの新作は12本程度である。なお、アンコール放送には番組表で再放送マークは示されず、無印または「選」と表記された。
また、シーズン3以降は本放送に先駆け、「今年もやるよ〜!ねほりんぱほりん」と題した予告編が放送されている[8]。内容は、山里、YOU(顔出し出演)とともにカンニング竹山が出演し(シーズン7まで)、有名人ゲストを招いての旧シーズンの振り返りや新シリーズの予告、過去の「訳ありゲスト」のその後の報告などがある。
シーズン1から5までは水曜日に放送してきたが、シーズン6は金曜日に枠移動[9]。また、北京オリンピック・パラリンピックの関係上、2022年2月は第2週と第4週に、3月は第2週と第3週に新作が放送される変則的な編成となった。
シーズン7も同じ放送枠となったが、毎月最終金曜日には『美輪明宏 愛のモヤモヤ相談室』が当該時間帯に編成されるため、その際はアンコール放送も含めて休止となっていた。
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出演者
人形操演
顔出しをしないで本音や裏側をゲストに聞くという番組を作るにあたり、ディレクターの藤江が「パペットでやってみては?」と思い付いたと、プロデューサーの大古は述べている[12]。
人形を操演するスタッフはトーク収録時から同席し、ゲストの特徴をつかみ操演に反映する[13]。トーク部分が編集された台本の製作と並行して、ゲストの特徴に似せたブタの人形を製作する[13]。別収録のVTR出演者も同様に人形が作られる[13]。トークの音声を聞きつつ、モニターと台本を見ながらソファの背もたれと座面の間で操演を行う[13]。ねほりんとぱほりんは一体につきふたりで操演し、ブタは基本的にひとりで操演する[14]。ぱほりんを担当する清水正子は「YOUさんは演じやすいが、一般の方であるゲストの特徴をつかむのは大変だろうと思う」と述べている[15]。ゲストの人形操演を担当する川口英子と山田はるかも「緩急に乏しいゲストのトークに動きをつけるのが難しい」と述べている[15]。通常の人形劇とは異なり大きな動きで表現をすることが少なく、トーク番組を人形劇で成立させるという新たな発見があり、可能性が広がったとしている[12]。また、山田は「この番組を通して人形操演という職業が注目され、目指す人が増えると嬉しい」とコメントしている[12]。
MCの二人が実際に声と人形を合わせた状態を見るのはオンエアで、それまでは出来上がりがわからない[15]。人形操演について、YOUは「人形劇はNHKの宝」と評し、山里は「お家芸のこんな生かし方があったとは」「人形なのに『ゲストはこの時こういう表情をしていた』と思いだす」とコメントしている[15]。
放送リスト
要約
視点
アンコール放送分は除く。
パイロット版
シーズン1
シーズン2
シーズン3
シーズン4
シーズン5
シーズン6
シーズン7
シーズン8
シーズン9
スペシャル
いずれも最後の数分にねほりんとぱほりんによる穴掘りの映像が流れる。
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スタッフ
- キャラクターデザイン - 師岡とおる
- ロゴ・グラフィックデザイン - 柴谷麻以(電通)
- プランナー - 茂庭竜太(電通)
- オープニングCG - 小松好幸(POWER GRAPHIXX)
- 人形製作 - 浅利真友子、望月由美、曽根慎一郎、竹田幸子、須賀直美(七速)
- 人形操演 - 清水正子(ぱほりん担当)[14]、川口英子(ブタ担当)[14]、友松正人、山田はるか(ブタ、カエル、ウシ担当)[14]、亀野直美、山下潤子
- ジオラマ製作 - 木目憲悟(マーブリング・ファインアーツ)
- 撮影 - 中村直史
- 音声 - 高際孝
- 照明 - 鈴木英夫、青木智英
- ディレクター - 藤江千紘、中橋孝雄
- 制作統括 - 大古滋久
関連項目
- 逃げるは恥だが役に立つ - 2021年1月2日放送のスペシャルドラマにて、本番組とのコラボレーションを行った[27]。
- 星野源のオールナイトニッポン - 上記のコラボレーションを行った縁から、2021年2月17日(16日深夜)放送回において本番組とのコラボレーションコーナーが設けられた。ねほりん役の山里は裏番組である『爆笑問題カーボーイ』に生出演したため、ぱほりん役のYOU単独での出演[28]。
- プロフェッショナル 仕事の流儀 - 2021年10月12日放送回に、本番組の人形操演を担当している山田はるかがプロフェッショナルとして出演し、山里とYOUへのインタビューや、本番組と同じようにブタのぬいぐるみを使用して山田の半生を再現した人形劇が放送された[29][30][31]。
- ひろがれ!いろとりどり - 『ぼくドコ』は『ねほりん』のスタッフが担当している番組であるため、『ねほりん』の公式ツイッターで告知を行うことがある。
- ねほりんぱほりん を ねほりはほり - 2023年1月より、放送された山里亮太とYOUのトークを振り返りながら制作スタッフが番組制作にかける思いを掘り下げるポッドキャスト番組。Spotifyにて配信している[32]。
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脚注
外部リンク
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