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はるかぜ型巡視艇
海上保安庁の港内艇の船級 ウィキペディアから
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はるかぜ型巡視艇(はるかぜがたじゅんしてい、英語: Harukaze-class patrol craft)は、海上保安庁の港内艇(1957年に巡視艇と改称)の船級。区分上はCL型、公称船型は15メートル型[1][2]。
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設計
概略配置は昭和24年度計画のそよかぜ型を踏襲している。船型は昭和28年度計画の「あらかぜ」をベースとしており、没水部船型はV型である。同艇はアルミニウム合金艇であったのに対し、本型では木造艇とされたが、当時は軽構造木船に対する構造規程が無かったことから、同種の艇の船殻の比較強度計算を行って、合理的な部材寸法を決定した。骨材はけやき材、外板は斜め二重張り、甲板・隔壁・上部構造物は合板とされた。なお甲板および海図室・操舵室天井にはガラス繊維強化プラスチックによる塗装を行った。また機関室の天蓋・床板や艤装、タンク類はアルミニウム合金製である[1]。
主機関としては、前期建造艇ではそよかぜ型と同様、グレーマリン・ディーゼルエンジン(単機出力165馬力)を搭載した。その後、5番艇「なつかぜ」では三菱DH24MKディーゼルエンジン(単機出力250馬力)を搭載し、昭和36・38年度計画艇もこの規格で建造されたことから、これらを特になつかぜ型と称することもある[1][2]。
なお「ゆうかぜ」は四日市海上保安部への配属が予定されていたことから、四日市コンビナートの火災に備えて、左舷主機により駆動する方式の消防ポンプを搭載した[1]。
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同型艇
登場作品
参考文献
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