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ばんえいオークス

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ばんえいオークスは、帯広市帯広競馬場で施行するばんえい競馬重賞競走である。出走表などでは、名称を「ソメスサドル杯 ばんえいオークス」と表記している[1]

概要 ばんえいオークス, 開催国 ...

概要

1976年に「ばんえい優駿牝馬(ばんえいゆうしゅんひんば)」の名称で創設された3歳牝馬による重賞競走で、後に現在の名称に変更された[2]。2014年現在はばんえい競馬で唯一の3歳牝馬限定重賞で、3歳牝馬チャンピオン決定戦としても位置付けられており、BG1に格付けされている[2]。また、ばんえい競馬で施行している牝馬限定重賞では唯一のBG1競走でもあった[3](2018年度にヒロインズカップがBG1に格上げ)。

2004年までは帯広競馬場のほか、旭川競馬場岩見沢競馬場北見競馬場でも施行され、数年ごとに開催地を変更しながら行われていた[2]

創設から1993年までは5月開催で定着していたが、1994年より秋季(9月-10月)開催に変更。2003年と2004年は8月に開催したのち、2005年から開催地を帯広競馬場で固定し、施行時期も11月下旬-12月に変更[2]。日本の「オークス」(3歳牝馬限定の重賞競走)としては最も遅い時期に開催されている[2]

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競走条件・賞金

以下の内容は、2024年度のもの。

競走条件
3歳牝馬オープン
ばんえい重量:定量
賞金額
1着300万円、2着114万円、3着66万円、4着36万円、5着24万円。

3歳牝馬三冠競走

北海道市営競馬組合[注 1]が発足した1989年に行われた番組体系の大改革により、3歳馬による三冠競走ばんえい大賞典ばんえい菊花賞ばんえいダービー)が確立した[注 2]のに対し、3歳牝馬の重賞はこの競走のみとなり、ばんえいプリンセス賞は特別競走に格下げとなった。これは、当時所属していた3歳牝馬の頭数が少なかったことが大きく影響している。

2歳の春に行われる能力試験で合格する馬は1980年代から2003年までは牡馬がおおむね全体の8割で牝馬は2割程度にあたる40頭前後と少なく、明け3歳になると賞金不足により出走権を失う牝馬が多かった[注 3]。出走機会の確保のため、同世代の牝馬による競走は2歳夏の白菊賞(2003年以降特別競走に格下げ)と2歳冬の黒ユリ賞、特別競走であるいちい賞(2歳牝馬限定)や桜花特別(3歳牝馬限定、2005年を最後に廃止)のように現在より早い時期に多く組まれていた。

ところが近年の賞金削減に伴い、能力試験に挑む牡馬が大幅に減少したため能力試験に合格する牝馬は大幅に増え、2006年以降は150-200頭程度で推移している。これにより、同世代の牝馬が頂点を争う競走も牡馬と同様に3歳時へと移行が進められた結果、2007年より黒ユリ賞(条件変更)とばんえいプリンセス賞(特別競走から格上げ)を加えて3歳牝馬三冠競走が整備された。

2008年にはニシキエースが初めて三冠制覇を達成したが、2010年以降は再び黒ユリ賞が2歳世代(明け3歳)の重賞に変更された[2]ほかばんえいプリンセス賞も特別競走に格下げ[2]され、3歳牝馬限定の重賞は本競走のみとなった。

歴代優勝馬

要約
視点

優勝馬の馬齢は2000年まで旧表記、2001年から現表記。

さらに見る 回数, 施行日 ...
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脚注

  1. 岩見沢市旭川市北見市帯広市の4市による一部事務組合。ばんえい競馬の運営を統括する業務を行っていたが、帯広市を除く3市が開催から撤退したため解散した。
  2. それ以前は「ばんえい文月賞」(1988年を最後に廃止)も含めた変則4冠競走といえる体系であった。
  3. 能力試験に合格した220頭あまりの2歳馬のうち2歳のおおむね12月以降は賞金順位201位以下の馬は出走権利を失い、明け3歳の4月以降はそれまでにおおむね2勝に相当する賞金を得た(例年130頭程度)馬以外は再び能力試験に合格しないと出走できなかった。
  4. 同姓同名調教師が2名いたため出身地で区別した。「東川」は東川町、「上フ」は上富良野町

出典

関連項目

外部リンク

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