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ほしおさなえ

日本の小説家、詩人 (1964-) ウィキペディアから

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ほしお さなえ1964年5月21日 - )は、日本の小説家詩人。旧筆名萩山 綾音(はぎやま あやね)、大下 さなえ(おおした さなえ)。本名東 さなえ(あずま さなえ)。旧姓中島(なかじま)。フェリス女学院大学文学部非常勤講師日本推理作家協会本格ミステリ作家クラブ会員。

概要 ほしお さなえ, ペンネーム ...
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来歴

1964年、東京都にて生まれる[1]東京学芸大学卒業。理工学系の専門書を扱う出版社に勤務し、その後は大学研究補佐員を経て小説家になった[2]

「萩山綾音」名義で発表した『影をめくるとき』が1995年の第38回群像新人文学賞の優秀作に選ばれる[1]。同年、『月刊カドカワ』にて、詩人としてデビューを果たした。それ以降は、「大下さなえ」名義で作品を発表した[3]2002年、『ヘビイチゴ・サナトリウム』にて、第12回鮎川哲也賞の最終候補となった[1]。同作の刊行をきっかけに2003年に筆名を再び変更し、それ以来「ほしおさなえ」名義にて活動している[4]

作品

『月刊カドカワ』でのデビュー以降、『ユリイカ』や『現代詩手帖』などでもを発表した[3]。また、『ヘビイチゴ・サナトリウム』や『天の前庭』など、ミステリー小説も執筆している。

家族

ハードボイルド翻訳家評論家小鷹信光であり、『探偵物語』の原案を担当したことでも知られている。夫は、作家思想家東浩紀であり、出版社ゲンロンの代表取締役社長兼編集長である。

著書

要約
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詩集

  • 『夢網』(思潮社、2000年) - 大下さなえ名義
  • 『くらげそっくり』(青林工藝舎、2003年) - 大下さなえ名義、画:西岡千晶

小説

ものだま探偵団

絵:くまおり純

  • 『ものだま探偵団1 ふしぎな声のする町で』(徳間書店、2013年7月)
  • 『ものだま探偵団2 駅のふしぎな伝言板』(徳間書店、2014年7月)
    • 【合本】『ものだま探偵団 ふしぎな声のする町で』(徳間文庫、2022年4月) - 上記2冊の合本
  • 『ものだま探偵団3 ルークとふしぎな歌』(徳間書店、2015年7月)
  • 『ものだま探偵団4 わたしが、もうひとり?』(徳間書店、2017年8月)
    • 【合本】『ものだま探偵団 ルークとふしぎな歌』(徳間文庫、2022年11月) - 上記2冊の合本
  • 『ものだま探偵団5 ふしぎな声が町じゅうで』(徳間書店、2021年12月)

活版印刷三日月堂

  • 『活版印刷三日月堂 星たちの栞』(ポプラ文庫、2016年5月 / ポプラ社【特装版】、2020年4月)
  • 『活版印刷三日月堂 海からの手紙』(ポプラ文庫、2017年2月 / ポプラ社【特装版】、2020年4月)
  • 『活版印刷三日月堂 庭のアルバム』(ポプラ文庫、2017年12月 / ポプラ社【特装版】、2020年4月)
  • 『活版印刷三日月堂 雲の日記帳』(ポプラ文庫、2018年8月 / ポプラ社【特装版】、2020年4月)
  • 『活版印刷三日月堂 空色の冊子』(ポプラ文庫、2019年12月 / ポプラ社【特装版】、2020年4月)
  • 『活版印刷三日月堂 小さな折り紙』(ポプラ文庫、2020年1月 / ポプラ社【特装版】、2020年4月)

菓子屋横丁月光荘

  • 『菓子屋横丁月光荘 歌う家』(ハルキ文庫、2018年8月)
  • 『菓子屋横丁月光荘 浮草の灯』(ハルキ文庫、2019年6月)
  • 『菓子屋横丁月光荘 文鳥の宿』(ハルキ文庫、2020年6月)
  • 『菓子屋横丁月光荘 丸窓』 (ハルキ文庫、2021年6月)
  • 『菓子屋横丁月光荘 金色姫』 (ハルキ文庫、2022年7月)
  • 『菓子屋横丁月光荘 光の糸』 (ハルキ文庫、2023年6月)

三ノ池植物園標本室

  • 『三ノ池植物園標本室 上 眠る草原』(ちくま文庫、2018年12月)
  • 『三ノ池植物園標本室 下 睡蓮の椅子』(ちくま文庫、2018年12月)

紙屋ふじさき記念館

  • 『紙屋ふじさき記念館 麻の葉のカード』(角川文庫、2020年2月)
  • 『紙屋ふじさき記念館 物語ペーパー』(角川文庫、2020年9月)
  • 『紙屋ふじさき記念館 カラーインクと万年筆』(角川文庫、2021年2月)
  • 『紙屋ふじさき記念館 故郷の色 海の色』 (角川文庫、2021年8月)
  • 『紙屋ふじさき記念館 春霞の小箱』(角川文庫、2022年3月)
  • 『紙屋ふじさき記念館 結のアルバム』(角川文庫、2022年11月)
  • 『紙屋ふじさき記念館 あたらしい場所』(角川文庫、2023年11月)

言葉の園のお菓子番

  • 『言葉の園のお菓子番 見えない花』(だいわ文庫、2021年3月)
  • 『言葉の園のお菓子番 孤独な月』 (だいわ文庫、2021年10月)
  • 『言葉の園のお菓子番 森に行く夢』(だいわ文庫、2022年8月)
  • 『言葉の園のお菓子番 復活祭の卵』(だいわ文庫、2023年9月)
  • 『言葉の園のお菓子番 未来への手紙』(だいわ文庫、2024年5月)
  • 『言葉の園のお菓子番 大切な場所』(だいわ文庫、2025年3月)

祓い師笹目とウツログサ

  • 『祓い師笹目とウツログサ』(文春文庫、2024年6月)
  • 『おかえり草 祓い師笹目とウツログサ2』(文春文庫、2025年6月)

琴子は着物の夢を見る

  • 『琴子は着物の夢を見る』(ハルキ文庫、2024年8月)
  • 『梅、香る 琴子は着物の夢を見る』(ハルキ文庫、2025年5月)

銀河ホテルの居候

  • 『銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に』(集英社文庫、2024年9月)
  • 『銀河ホテルの居候 光り続ける灯台のように』(集英社文庫、2024年11月)
  • 『銀河ホテルの居候 落葉松の森を歩いて』(集英社文庫、2025年7月)

その他の小説

  • 『ヘビイチゴ・サナトリウム』(東京創元社 ミステリ・フロンティア、2003年12月 / 創元推理文庫、2007年6月) - 鮎川哲也賞最終候補作。
  • 『天の前庭』(東京創元社 ミステリ・フロンティア、2005年7月)
  • 『モドキ』(角川書店、2006年4月)
  • 『恩寵』(角川書店、2008年12月)
  • 『空き家課まぼろし譚』(講談社ノベルス、2011年1月 / 講談社文庫、2016年4月)
  • 『オレンジの陽の向こうに』(東京創元社、2011年3月)
  • 『夏草のフーガ』(幻冬舎、2011年7月)
  • 『お父さんのバイオリン』(徳間書店、2011年11月) - 絵:高橋和枝
  • 『みずうみの歌』(講談社、2013年10月)
  • 『銀塩写真探偵 一九八五年の光』(角川文庫、2018年5月)
  • 『金継ぎの家 あたたかなしずくたち』(幻冬舎文庫、2019年10月)
  • 『東京のぼる坂くだる坂』(筑摩書房、2021年5月)
  • 『うせものがかり なくしたもの、見つけます。』(ポプラ社、2023年11月)
  • 『まぼろしを織る』(ポプラ社、2024年1月)

アンソロジー収録

「」内がほしおさなえの作品

  • 『飯テロ 真夜中に読めない20人の美味しい物語』(富士見L文庫、2017年12月)「味噌汁王子」
  • 『あの日、あの駅で。 駅小説アンソロジー』(集英社オレンジ文庫、2020年9月)「カントリー・ロード」

その他の著書

  • 『翻訳家になるには』(ぺりかん社 なるにはBOOKS、1996年) - 中島さなえ名義、監修:小鷹信光
  • 『言葉の舟 心に響く140字小説の作り方』 (ホーム社、2024年4月)

解説

  • 西岡兄妹『地獄 西岡兄妹自選作品集』(青林工藝舎、2000年10月 / 青林工藝舎【新装版】、2012年11月) 解説「西岡兄妹が見ているもの」 - 初刊時は大下さなえ名義、新装版はほしおさなえ名義
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脚注

関連項目

外部リンク

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