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群像新人文学賞
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群像新人文学賞(ぐんぞうしんじんぶんがくしょう)は、講談社が刊行する文芸誌『群像』が、1958年に創設した純文学の公募新人文学賞。締め切りは10月31日(当日消印有効)。
純文学系の公募している新人賞には他に、文學界新人賞、新潮新人賞、すばる文学賞、文藝賞、太宰治賞などがある。『群像』主催の賞には他に、群像新人長篇小説賞がある。
2014年までは、小説部門と評論部門の2部門に分かれていたが、2015年からは、小説のみが選考対象となり、評論部門は本賞から独立し、群像新人評論賞と名を変えて新たにスタートした[1]。群像新人評論賞についても、本項で記述する。
応募規定
- 年1回発表。
- 小説部門は400字詰原稿用紙で70枚以上250枚以内。
- 受賞者には正賞として 50 万円(優秀作25万円)が授与され、受賞作は選評と合わせて『群像』6月号に掲載される。
過去の応募規定
- 枚数
- 第1回から第6回まで、小説部門は400枚詰め原稿用紙に換算して100枚以内、評論は50枚以内。
- 第7回から第10回まで、小説部門は400枚詰め原稿用紙に換算して50枚前後(長くても100枚以内)、評論は100枚以内。
- 第11回から第46回まで、小説部門は400枚詰め原稿用紙に換算して250枚以内、評論は100枚以内。
- 第47回以降は現在と同じ。
- 賞金
- 第1回から第2回まで、小説部門は10万円、評論部門は5万円。
- 第3回から第21回まで、両部門ともに10万円。
- 第22回から第23回まで、両部門ともに15万円。
- 第24回から、両部門共に30万円
- 第35回から、両部門共に50万円
- 第9回は両部門の受賞者に副賞として「エンサイクロペディア・アメリカーナ(1965年版・全30巻)」が授与された。
- 同人雑誌発表作の扱い
- 第1回から第6回まで、応募締め切りの1年以内に同人雑誌に発表された作品も投稿可能だった。
- 第7回以降、同人雑誌発表作は投稿不可能となった。
- 選評の掲載形式
- 第1回から第6回までは選考座談会が掲載された。
- 第7回以降は各選考委員の選評が掲載されている。
- この形式変更は大岡昇平が師匠格の小林秀雄に真似て速記を直す、なんてことに平野謙がクレームつけたため。
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受賞作一覧
要約
視点
小説部門
第1回から第10回
第11回から第20回
第21回から第30回
第31回から第40回
第41回から第50回
第51回から第60回
第61回から第70回
評論部門
第1回から第10回
第11回から第20回
第21回から第30回
第31回から第40回
第41回から第50回
第51回から第58回
群像新人評論賞
第59回から
第65回をもって休止となった[4]。
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選考委員
- 第1回から第10回 - 伊藤整(第4回欠席)、大岡昇平、中村光夫、平野謙
- 第11回から第15回 - 江藤淳、大江健三郎、野間宏、安岡章太郎
- 第16回から第20回 - 井上光晴、遠藤周作、小島信夫、埴谷雄高、福永武彦
- 第21回から第23回 - 佐々木基一、佐多稲子、島尾敏雄、丸谷才一、吉行淳之介
- 第24回から第26回 - 川村二郎、木下順二、瀬戸内晴美、田久保英夫、藤枝静男
- 第27回 - 秋山駿、遠藤周作、河野多恵子、日野啓三(欠席)
- 第28回から第29回 - 秋山駿、遠藤周作、河野多恵子、日野啓三、三浦哲郎
- 第30回から第32回 - 青野聰、柄谷行人、黒井千次、津島佑子、富岡多恵子
- 第33回から第34回 - 柄谷行人、田久保英夫、津島佑子、三木卓、李恢成
- 第35回から第37回 - 柄谷行人、後藤明生、田久保英夫、三木卓(第37回欠席)、李恢成
- 第38回から第42回 - 柄谷行人、後藤明生、高橋源一郎、中沢けい、李恢成
- 第43回から第46回 - 加藤典洋、川村湊、笙野頼子、高橋源一郎、藤沢周
- 第47回から第51回 - 加藤典洋、多和田葉子、藤野千夜、堀江敏幸、松浦寿輝
- 第52回から第54回 - 伊藤たかみ、絲山秋子、田中和生、長嶋有、松浦寿輝
- 第55回 - 阿部和重、安藤礼二、絲山秋子、奥泉光、松浦寿輝
- 第56回から第57回 - 青山七恵、阿部和重、安藤礼二、奥泉光、辻原登
- 第58回から第61回 - 青山七恵、高橋源一郎、多和田葉子、辻原登、野崎歓
- 第62回から第63回 - 柴崎友香、高橋源一郎、多和田葉子、野崎歓、松浦理英子
- 第64回から第67回 - 柴崎友香、島田雅彦、古川日出男、町田康、松浦理英子
- 第68回から - 朝吹真理子、島田雅彦、藤野可織、古川日出男、町田康
選考委員(群像新人評論賞)
脚注
関連項目
外部リンク
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