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アクア (バンド)

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アクア (バンド)
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アクア(AQUA)はデンマークノルウェーユーロポップバブルガム・ダンスグループ。1994年に結成、1990年代後半から2000年代初頭にかけて活動し、3,300万枚以上のアルバムとシングルの売上を記録している。これまでに最も成功したデンマークのバンドとみなされている[1]

概要 AQUA, 基本情報 ...

概要

1994年に結成され、1990年代後半から2000年代前半にかけて世界的に大人気となった。

代表曲は『マイ・オー・マイ』(1997年に読売テレビ制作・日本テレビ系放送の深夜番組『鶴瓶上岡パペポTV』のテーマ曲に起用された)、『愛しのバービー・ガール』、『ドクター・ジョーンズ』、『ときめきダンディ・ダディダ (ローゼズ・アー・レッド)』、『ターン・バック・タイム』、『カートゥーン・ヒーローズ』(2002年、日本でキリンビバレッジ生茶」のCMで起用された)など。なお、2002年を最後に日本盤のCDは発売されていない。

バンド名の由来は、当時練習スタジオに貼ってあった水族館(AQUARIUM) のポスターから取ったものである。

来歴

メンバーの集結
1989年ノルウェーでクラブDJとして働いていたレネーと、プロデューサーを目指していたソレンとクラウスの3人は、スウェーデン映画『フラッケ・フリーダ』の音楽制作の際に意気投合し、いつかまた一緒に仕事をしようと決めた。
その後3人は、数年間一緒に活動することはなかった。グループを結成する話もあったが、それにはリードボーカルが欠けていたため、話は進展しなかった。しかし1993年、当時ノルウェーの観光船で働いていたレネーは、その観光船で歌っていたリーナ・グローフォード・ニューストロンと出会う。彼女の歌唱力に感銘したレネーは、リーナにグループ参加を打診。リーナはそれを受け入れ、4人は翌年『Joyspeed』を結成した。
Joyspeedでの失敗
『Joyspeed』のメンバー構成はクラウスとソレンがグループのプロダクション、レネーがドラム、リーナがメインボーカルだった。1994年、スウェーデンの小さなレコード会社と契約し、ファーストシングル「イッツィー・ビッツィー・スパイダー」(「静かな湖畔の森の影から」の原曲ともいわれるアメリカの童謡「小さなクモさん英語版」のカバー)をリリースした。初めこそヒットしたもののすぐに飽きられ、初登場の翌週にはスウェーデンのシングルチャートから完全に姿を消した。後に4人はそのレコード会社に失望し、契約を解消。レコード会社はその後もさらなるリリースを希望していたため契約解消に難色を示していた。
Aqua結成から解散まで
「イッツィー・ビッツィー・スパイダー」の失敗を機に音楽性を変え始め、1996年9月に『AQUA』として新しいレコード会社からファーストシングル『ときめきダンディ・ダディダ(ローゼズ・アー・レッド)英語版』をリリースし、デンマークのシングルチャートで第1位を記録した。
アルバム『アクエリアム』(1997年)、『アクエリアス』(2000年)など、アルバムとシングルを合わせて3300万枚のセールスを記録する人気バンドとなった。
2001年にリーナとソレンが結婚すると、アクアは発展的解散を発表した。
再結成
2007年10月26日、再結成を発表。2008年の夏からデンマークを中心に全25公演のツアーを開催。
2009年5月25日にデンマークで8年ぶりとなるシングル『バック・トゥ・ザ・80's』を発売、同年7月15日に、同曲を含む新曲3曲とリマスターされた16曲を収録したベストアルバムグレイテスト・ヒッツ英語版』を発売した。
『バービー』と再ブレイク
2023年、ニッキー・ミナージュアイス・スパイスとタッグを組んで映画『バービー』のために『バービー・ワールド』という曲を書き下ろした。この曲はBillboard Hot 100で7位を記録し、アクアにとって同チャートにおける『愛しのバービー・ガール』以来2作目のトップ10シングルになった。全英シングルチャートでもトップ5に入り、同じ週には25年ぶりに『愛しのバービー・ガール』もトップ40に入った[2][3]。更にシングルはオーストラリアカナダ、デンマーク、ドイツギリシャルクセンブルクアイルランドニュージーランド、ノルウェー、ポーランド南アフリカ、スウェーデン、スイスでトップ10、アイスランドフィンランドフランスハンガリーでトップ20、チェコリトアニアでトップ30、ベルギースロヴァキアでトップ40、ポルトガルイタリアでトップ50に入っており、初めてグラミー賞にもノミネートもされた。
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メンバー

現メンバー
旧メンバー
  • クラウス・ノリーン (Claus Norreen, 1970年6月5日 - ) - ギター

- 2016年に「自分の音楽性向が変わったし、新しい挑戦をしたくて」との理由で脱退。

作品

要約
視点

タイトル後に「†」がついているものは、日本盤でも発売された作品。

アルバム

シングル

VIDEO・DVD

  • 1997年 : Around The World (VHS)
  • 1998年 : The Aqua Diary - The Official Aquarium Home Video
  • 2000年 : The Video Collection(2003年リマスター再発売)
  • 2001年 : The Hits - VCD Karaoke(タイのみ)
  • 発売年不明 : The Videos(オランダのみ)
  • 2009年 : Greatest Hits (Special Edition)
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ソロ活動

リーナは「Lene」として2003年にソロ活動を行い、シングル「イッツ・ユア・デューティー」、アルバム「プレイ・ウィズ・ミー」を発売している。

「Lene」の日本語読みは「愛しのバービー・ガール」のミュージック・ビデオ[4]や「AQUARIUM」のライナーノーツでは「ルネ」、それ以降の「AQUARIUS」などのライナーノーツでは「リーナ」として紹介されている[5]。しかし後のソロ活動の際は「レネ」として紹介されている[6]。実際の発音は「リーナ」に近い[7]

その他

ボーカル2人の声や曲調など、類似する点が多いことで、同じデンマーク出身のポップグループ、トーイ・ボックスと比較されることがある。世界的な知名度はAQUAの方が高く、デビューも早い。

脚注

関連項目

外部リンク

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