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アラビア文字拡張C
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アラビア文字拡張C(アラビアもじかくちょうC、英語: Arabic Extended-C)は、Unicodeのブロックの一つ。
解説
アラビア文字のうち、インドネシアの言語を記述するためのペゴン文字用の文字やトルコ、リビアで用いられるイスラム教の聖典クルアーン用の記号など、アラビア文字、アラビア文字補助、アラビア文字拡張A、アラビア文字拡張Bのいずれのブロックにも含まれていないものを収録している。
通常のアラビア文字と同様に、音素文字のうち基本的に母音を表記せず、子音字のみで綴られるアブジャドに分類され、右から左への横書き(右横書き)であり、単語毎に分かち書きをする。
各文字はその単語内の位置によって独立形、語頭形、語中形、語末形の4種類の形状を取り、文字の語内位置による字形変化を説明する場合はゼロ幅接合子(U+200D; ZWJ)を用いることでその字形を表現することができる。例えば字母U+10EC2
の語中形はU+200D U+10EC2 U+200D
の形で表すことができる。
Unicodeのバージョン15.0において初めて追加された。
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収録文字
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小分類
このブロックの小分類は「ペゴン文字用の字母」(Letters for Pegon)、「リビアで用いられるクルアーン用記号」(Quranic mark used in Libya)、「トルコで用いられるクルアーン用記号」(Quranic marks used in Turkey)の3つとなっている[3]。
ペゴン文字用の字母(Letters for Pegon)
この小分類にはアラビア文字のうち、インドネシアの言語を記述するためのペゴン文字用の字母が収録されている。
リビアで用いられるクルアーン用記号(Quranic mark used in Libya)
この小分類にはアラビア文字のうち、リビアにおいてイスラム教の聖典であるクルアーンの記述に用いられる朗誦用の記号が収録されている。
トルコで用いられるクルアーン用記号(Quranic marks used in Turkey)
この小分類にはアラビア文字のうち、トルコにおいてクルアーンの記述に用いられる朗誦用記号が収録されている。
文字コード
アラビア文字拡張C(Arabic Extended-C)[1] Official Unicode Consortium code chart (PDF) | ||||||||||||||||
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | A | B | C | D | E | F | |
U+10ECx | | | | |||||||||||||
U+10EDx | ||||||||||||||||
U+10EEx | ||||||||||||||||
U+10EFx | | 𐻽 | 𐻾 | 𐻿 | ||||||||||||
注釈
|
履歴
以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。
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出典
関連項目
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