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アンキケラトプス

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アンキケラトプス
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アンキケラトプス学名Anchiceratops)は、約7,200万年前から約7,100万年前にかけて(中生代白亜紀後期〈後期白亜紀〉末期にあたるマーストリヒチアン期)の時代にアパラチア大陸(現・北アメリカ大陸西部地域の前身)に棲息した植物食恐竜である。鳥盤目周飾頭亜目角竜下目ケラトプス科に分類される。目下のところ ornatus 種(オルナトゥス種)の1のみが知られている。

概要 アンキケラトプス, 地質時代 ...
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ホロタイプ(正基準標本)
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頭蓋骨のキャスト模型(ナショナル・ダイナサウルス・ミュージアム英語版の展示物)
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復元図
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ヒトとの大きさ比較図

海岸に生息し、水に入ることもあった[3]

全長は約6メートル。

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発見と種

アンキケラトプスは、1912年カナダアルバータ州レッドディア川で最初の標本が発見された。ホロタイプ頭蓋骨の後ろ半分で、長いフリルを含んでいる。そして他の部分的な頭蓋骨がいくつか同時に発見された。それらは現在、米国ニューヨークにあるアメリカ自然史博物館で展示されている。1924年には一対の頭蓋骨がチャールズ・M・スタンバーグによって発見され、Anchiceratops longirostris として記載された。それから5年後の1925年、他の種がスタンバーグによって収集された。それは、頭蓋骨の一部が不足していたが、最後部の脊椎まで完全な脊柱を保存しており、それまでの角竜化石の中で最も完全な骨格である。スタンバーグの資料は、オタワにあるカナダ自然博物館英語版で収容されている。その後、他の資料がアルバータの1つあるいは2つのボーン・ベッドで発見されたが、アンキケラトプスについてはほとんど記述されなかった (Dodson, 1996)。

アンキケラトプス属の命名・記載は1914年アメリカ人古生物学者バーナム・ブラウンによって行われた。この新たな化石は、その形態からモノクロニウストリケラトプスの両系統に近縁であり、その両者の共通の祖先であるとされ、"角のある顔に近いもの"という意味の、古代ギリシャ語に由来する属名が与えられた。

今日、唯一の明確な種、A. ornatus が知られている。これはその華麗 (ornate) なフリルに因んで命名されたものである。2つ目の種はチャールズ・M・スタンバーグによって1929年に記載された先述の A. longirostris である。しかしこの種は今日では、模式種 A. ornatusシノニムであると広く信じられている。

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系統

系統

カスモサウルス亜科

ヴァガケラトプス

コスモケラトプス

カスモサウルス・ベリ

カスモサウルス・ルッセリ

モジョケラトプス

アグジャケラトプス

ユタケラトプス

ペンタケラトプス

ブラヴォケラトプス

コアフイラケラトプス

アンキケラトプス

アリノケラトプス

トリケラトプス族

レガリケラトプス

エオトリケラトプス

オジョケラトプス

ティタノケラトプス

ネドケラトプス

トロサウルス・ラトゥス

トロサウルス・ユタヘンシス

トリケラトプス・ホリドゥス

トリケラトプス・プロルスス

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論文

記載論文

脚注

関連項目

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