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イーサン・アレン級原子力潜水艦

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イーサン・アレン級原子力潜水艦
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イーサン・アレン級原子力潜水艦(イーサン・アレンきゅうげんしりょくせんすいかん Ethan Allen class submarine)は、アメリカ海軍が運用していた弾道ミサイル原子力潜水艦(戦略ミサイル原子力潜水艦)(SSBN)。同型艦は5隻。1960年代から1980年代にかけて運用された。

概要 イーサン・アレン級原子力潜水艦, 基本情報 ...
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概要

要約
視点

潜水艦発射弾道ミサイルポラリスの実用化とともに、アメリカ海軍は戦略原潜としてジョージ・ワシントン級を就役させた。ジョージ・ワシントン級はスキップジャック級攻撃潜水艦を改設計したものであったが[1]、初めから戦略原潜として設計されたものはアメリカでは本級が初めてである[2]。同時期のスレッシャー級の良好な静粛性と優れた深海行動能力を取り入れただけでなく、最初から弾道ミサイル搭載艦として設計されたことにより艦型、諸配置とも洗練の度を加えている[2]

弾道ミサイルは、艦体後部のミサイル区画に集中して搭載されている。搭載ミサイルは当初、ポラリスA-2(射程:1500)であったが、1974~1976年にポラリスA-3に換装されている[2]。その後、より強力な潜水艦発射弾道ミサイルとして、ポセイドンC-3が開発されたが、本級への搭載はすでに老齢化が進んでいたことや[2]、ミサイルの外径が拡大されたために見送られた[3]

1980年代初頭にオハイオ級が就役すると、本級は第一次戦略兵器制限交渉条約の制限に準拠するため、slow attacksと称される攻撃型原子力潜水艦(SSN)への改装を受けた。ミサイル発射制御システムは除去され、ミサイル発射管にはコンクリートが充填された。2番艦のサム・ヒューストン、4番艦のジョン・マーシャルには、Navy SEALsまたは他の特殊部隊の輸送に対応するために、SEAL輸送潜水艇などを運用するためのドライデッキシェルターが追加され、最大67名の兵員を搭載した。

本級は、1983年から1992年にかけて退役し[4]、1992年から1999年にかけて原子力艦再利用プログラムにより処分された。

さらに見る コロンビア級, オハイオ級 ...
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同型艦

さらに見る 艦番号, 艦名 ...
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脚注

関連項目

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