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ウィズイン・テンプテーション

オランダのシンフォニックメタル・バンド ウィキペディアから

ウィズイン・テンプテーション
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ウィズイン・テンプテーションWithin Temptation)は、オランダシンフォニックメタルバンド

概要 ウィズイン・テンプテーションWithin Temptation, 基本情報 ...

欧州を代表する、シンフォニックゴシックメタルの中心的存在として知られる。

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来歴・背景

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創設者ローベルト・ヴェスターホルト(G)

1996年夏、オランダヘヴィメタルバンド、ザ・サークル(後にヴォヤージュに改名)のギター&ボーカリスト、ローベルト・ヴェスターホルトと、同バンドにゲスト参加経験のある女性シンガー、シャロン・デン・アデルが中心になって結成された。メンバーは昔からの親友同士で、シャロンはヴェスターホルトのガールフレンドでもあった。

1997年、デモ・テープの段階から話題となり、母国オランダのDSFAレコードからデビュー・アルバム『エンター』をリリース。欧州ツアーを行い「ダイナモ・フェス」などのビッグイベントに出演するなど、人気と知名度を上げる。

1998年には、EP『The Dance』をリリースしたものの、その後メンバーは学業や就職の影響で活動が滞るようになる。シャロンはファッション会社に勤務し、ローベルトはインターネット会社に務めるなど兼業していた。しかしバンドの人気が加熱し、音楽活動に専念するためそれぞれ退職。翌年から、次回作の創作に没頭する。

2000年12月、セカンド・アルバム『Mother Earth』を発表。オランダのアルバムチャートで3ヶ月以上ランクインし、母国とドイツベルギープラチナム・ディスクを獲得するなど、前作を上回る評価を受ける。

2004年11月、ドイツのGUN レコード傘下のスーパーソニック・レコードからサード・アルバム『ザ・サイレント・フォース』をリリースする。シングルカットされた「Stand My Ground」のヒットとともに前作以上にブレイクし、アルバムはオランダでチャート1位を獲得。再びプラチナム・ディスクを獲得するとともに、7か国でゴールドディスク認定されるなど欧州の権威ある音楽賞各賞を受賞し、これを機に英国豪州日本でもリリースされるようになる。これらが評価され、母国で「DUTCH MUSIC AWARD」(オランダの音楽輸出に多大なる功績を残したことを讃える賞)を受賞する。その後、ロードランナー・レコードに移籍し、2007年にアルバム『ザ・ハート・オヴ・エヴリシング』をリリース。

2011年、バンド初のコンセプトアルバム『ジ・アンフォーギヴィング』をリリース[1]。スティーヴン・オコーネル原作、ロマノ・モレナーが作画を担当した同タイトルのアメリカン・コミックスとタイアップした[2]。その後、BMGに移籍。

2014年、元ナイトウィッシュターヤ・トゥルネン[3]、元キルスウィッチ・エンゲイジのハワード・ジョーンズなどがゲスト参加した意欲作『ハイドラ』をリリース。ギター3人編成で初のアルバムとなった[4]

2019年、4年半ぶりのアルバム『レジスト』をリリース[5]

2024年12月、マルテン・スピーレンブルフ(キーボード)が脱退を発表[6]

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メンバー

※2024年12月時点

現ラインナップ

  • シャロン・デン・アデル (Sharon den Adel) - ボーカル (1996年- ) 夫はヴェスターホルト
  • ローベルト・ヴェスターホルト (Robert Westerholt) - ギター(1996年- ※2011年以降は製作とスタジオ録音に専念) 妻はシャロン
  • ルード・ヨリー (Ruud Jolie) - ギター (2001年- )
  • ステファン・ヘレブラット (Stefan Helleblad) - リズムギター (2011年- )
  • イェローン・ファン・フェーン (Jeroen van Veen) - ベース (1996年- )
  • マイク・コーレン (Mike Coolen) - ドラムス (2011年- )

旧メンバー

  • イヴァル・デ・グラーフ (Ivar de Graaf) - ドラムス (1996年-1998年, 1999年-2001年)
  • マルテン・ヴェスターホルト (Martijn Westerholt) - キーボード (1996年-2001年)
  • ミヒール・パッペンホーフェ (Michiel Papenhove) - ギター (1996年-2001年)
  • イェレ・バッカー (Jelle Bakker) - ギター (2001年)
  • シロ・パルマ (Ciro Palma) - ドラムス (1998年-1999年)
  • マリウス・ファン・ピレーン (Marius van Pyreen) - ドラムス (1998年)
  • デニーズ・レーフラン (Dennis Leeflang) - ドラムス (1996年)
  • リシャール・ヴィレムス (Richard Willemse) - ドラムス (1996年)
  • ステフェン・ファン・ハストレット (Stephen van Haestregt) - ドラムス (1999年-2010年)
  • マルテン・スピーレンブルフ (Martijn Spierenburg) - キーボード (2001年-2024年[6])
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ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

  • 『エンター』 - Enter (1997年)
  • Mother Earth (2000年)
  • ザ・サイレント・フォース』 - The Silent Force (2004年)
  • 『ザ・ハート・オヴ・エヴリシング』 - The Heart Of Everything (2007年)
  • 『ジ・アンフォーギヴィング』 - The Unforgiving (2011年)
  • 『ハイドラ』 - Hydra (2014年)
  • 『レジスト』 - Resist(2019年)
  • Bleed Out(2023年)[7]

ライブ・アルバム

  • 『ブラック・シンフォニー』 - Black Symphony (2008年)
  • 『アン・アコースティック・ナイト・アット・ザ・シアター』 - An Acoustic Night at the Theatre (2009年)
  • 『レット・アス・バーン〜エレメンツ&ハイドラ・ライヴ・イン・コンサート』 - Let Us Burn – Elements & Hydra Live in Concert (2014年)

コンピレーション・アルバム

  • The Q-Music Sessions (2013年) ※カバー曲集

EP

  • The Dance (1998年)
  • The Howling (2007年)

シングル

  • "Restless" (1997年)
  • "Our Farewell" (2000年)
  • "Ice Queen" (2001年)
  • "Mother Earth" (2003年)
  • "Running Up That Hill" (2003年)
  • "Stand My Ground" (2004年)
  • "Memories" (2005年)
  • "Angels (2005年)
  • "What Have You Done"(feat. キース・カプト) (2007年)
  • "Frozen" (2007年)
  • "The Howling" (2007年)
  • "All I Need" (2007年)
  • "Forgiven" (2008年)
  • "Utopia"(featuring Chris Jones) (2009年)
  • "Faster" (2011年)
  • "Sinéad" (2011年)
  • "Shot in the Dark" (2011年)
  • "Paradise (What About Us?)" (featuring Tarja Turunen) (2013年)
  • "Dangerous" (featuring Howard Jones) (2013年)
  • "Whole World Is Watching" (featuring Dave Pirner of Soul Asylum) (2014年)
  • "And We Run" (featuring Xzibit) (2014年)
  • "The Reckoning" (featuring Jacoby Shaddix of Papa Roach) (2018年)
  • "Raise Your Banner" (featuring Anders Fridén of In Flames) (2018年)
  • "Firelight" (featuring Jasper Steverlinck of Arid) (2018年)
  • "In Vain" (2019年)
  • "Entertain You" (2020年)
  • "The Purge" (2020年)
  • "Shed My Skin" (2021年)
  • "Don't Pray for Me" (2022年)
  • "The Fire Within" (2022年)
  • "Wireless" (2023年) [8]
  • "Ritual"(2023年)[9]

ライブ・ビデオ

  • Mother Earth Tour (2003年)
  • The Silent Force Tour (2005年)
  • Let Us Burn – Elements & Hydra Live in Concert (2014年)[10]

日本公演

受賞歴

オランダ
  • 3FM賞 (2006年、2007年、2009年)
  • Buma Cultuur賞 (2003年-2006年、2011年、2016年)
  • エジソン賞 (2003年、2005年)
  • オランダTMFアワード (2002年、2007年)
ドイツ
  • メタルハマー賞 (2014年)
ベルギー
  • ベルギーTMFアワード (2002年、2005年、2007年)
IFPI
欧州
  • MTVヨーロッパ音楽賞 (2007年)
米国
  • Loudwireミュージックアワード (2011年、2014年)
  • リボルバー ゴールデンゴッド (2005年)

脚注

外部リンク

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