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ウィッチャー (テレビドラマ)
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『ウィッチャー』(The Witcher)は2019年から配信されているアメリカ合衆国のダーク・ファンタジー・ドラマシリーズである。アンドレイ・サプコフスキによる小説シリーズ『ウィッチャー』に基づき、Netflixにより製作された。
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概要
人間と、エルフ、ドワーフ、ハーフリングなどの非人間族が共存し、魔法や怪物が存在する世界の、いくつもの国に分かれた大陸を舞台とする。怪物を狩ることを生業とするウィッチャー(魔法剣士)であるリヴィアのゲラルト、魔法使いであるヴェンガーバーグのイェネファー、シントラ女王キャランセの孫娘で「シントラの仔獅子」と呼ばれるシリ(シリラ王女)が物語の中心である。
シーズン1は2019年12月20日に配信が開始された。
2019年11月13日にシーズン2の製作が発表され、2021年12月17日に配信された[6][7]。シーズン3のVolume 1は2023年6月29日に配信され、Volume 2 は同年7月27日に配信予定である[8]。さらにシーズン4の製作も決定し、主役はヘンリー・カヴィルが降板し、リアム・ヘムズワースに交代すると発表された[9]。最終シーズンとなるシーズン5の製作が決定している[10]。
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登場人物
メイン
- リヴィアのゲラルト - ヘンリー・カヴィル(S1〜S3)/リアム・ヘムズワース(S4〜) : 怪物を狩ることを生業とする白髪のウィッチャー(魔法剣士)(吹替:東地宏樹)
- ヴェンガーバーグのイェネファー – アーニャ・シャロトラ : 魔法協会の構成員である魔法使い、4分の1エルフの血をひく(吹替:恒松あゆみ)
- シリ(シリラ) – フレイヤ・アーラン : シントラ王国のキャランセ女王の孫娘、“シントラの仔獅子”(吹替:近藤唯)
- ヤスキエル - ジョーイ・ベイティ : 吟遊詩人(原作英訳ではダンデリオン)(吹替:小林親弘)
- ティサイア・ド・ブリエス - マイアンナ・バーリング : アレツザの魔法学校校長(吹替:ちふゆ)
- イストレッド – ロイス・ピアソン : 魔法使い、ストレゴボルの弟子 (吹替:森田了介)
- カヒル - エイモン・ファーレン : ニルフガード王国の士官、黒い羽兜の騎士(吹替:浜田賢二)
- フリンギラ・ヴィゴ - ミミ・ンディウェニ : イェネファーと共に学ぶ魔法学校の生徒、後にニルフガードに仕える魔法使い (吹替:小若和郁那)
- ダーラ - Wilson Radjou-Pujalte : エルフの避難民の少年(吹替:末長柊人)
- トリス・メリゴールド - アナ・シェイファー : テメリア王国の宮廷魔術師 (吹替:武田華)
- ヴィルゲフォルツ - Mahesh Jadu : 魔法使い (吹替:佐久間元輝)
- フィラヴァンドレル - Tom Canton : エルフの王 (S1ではゲスト、S2からメイン) (吹替:川原元幸)
- フランチェスカ - Mecia Simson : エルフの魔法使い (S2-) (吹替:川庄美雪)
- ヴェセミル - キム・ボドゥニア : ゲラルトの師である最長老のウィッチャー (S2) (吹替:S1内田タ夜、S2佐藤祐四)
- ディクストラ - グレアム・マクタヴィッシュ : レダニア王に仕える諜報頭 (S3でメイン、S2でリカーリング)(吹替:清水明彦)
- フィリパ - Cassie Clare : レダニア王に仕える魔法使い (S3でメイン、S2でゲスト)(吹替:東内マリ子)
- ラドヴィッド王子 - Hugh Skinner : レダニアの王子、ヴィジミール王の弟 (S3)(吹替:武内駿輔)
- エムヒル - Bart Edwards : ニルフガード皇帝"白炎” (S1-S2ではゲスト、S3でメイン)
リカーリング
- キャランセ女王 – ジョディ・メイ : シントラ王国の女王、シリラ王女の祖母、“シントラの雌獅子”
- マウスサック - アダム・レヴィ : シントラ王国の宮廷ドルイド(エルミオン)(吹替:宮崎敦吉)
- ストレゴボル – ラース・ミケルセン : 魔法使い、イストレッドの師 (吹替:花輪英司)
- エイスト・トルシーチ王 – ビョルン・ヒーヌル・ハラルドソン : キャランセ女王の夫 (吹替:志村知幸)
- レンフリ- Emma Appleton : 元王女の盗賊(吹替:沢城みゆき)
- ラズロ - Maciej Musiał : キャランセ女王に仕える騎士
- ダネク - Tobi Bamtefa : キャランセ女王に仕える騎士
- サブリナ - Therica Wilson-Read : 魔法学校の生徒
- フォルテスト王 - Shaun Dooley : テメリア王国の王 (吹替:上田燿司)
- アートリウス・ヴィゴ - Terence Maynard : 魔法使い、フリンギラの叔父 (吹替:木村雅史)
- エイスネ - Josette Simon : ブロキロンの森のドリュアスの女王 (吹替:斉藤貴美子) -
- ドリュアスの将軍 - Nóra Trokán : エイスネに仕える
- ヤーペン・ジグリン - Jeremy Crawford : ドワーフの傭兵団の指導者でゲラルトの友人(吹替:松川裕輝)
- ランバート - Paul Billion : ゲラルトの友人のウィッチャー (S2) (吹替:鶴岡聡)
- コーエン - Yasen Atour : ゲラルトの友人のウィッチャー (S2) (吹替:田所陽向)
- エヴェラード - Nathanial Jacobs : ゲラルトの友人のウィッチャー (S2) (吹替:樋山雄作)
- リエンス - Chris Fulton (S2), Sam Woolf (S3) : キャランセ女王に捕らえられていた魔法使い (S2-S3)(吹替:下川涼)
- リディア - Aisha Fabienne Ross : リエンスを解放する魔法使い (S2-S3)
- ヴィジミール王 - Ed Birch : レダニア王 (S2-S3)(吹替:平野潤也)
- ヴォレス・メイア - Ania Marson (S2) (吹替:塩田朋子)
ゲスト
シーズン1で登場
- マリルカ - ミア・マッケナ・ブルース : ストレゴボルの使い
- シルヴァン - Amit Shah : ヤギと人間の混じったトルク
- オストリット - Jason Thorpe : テメリア王国の廷臣
- アダ- Jade Croot : テメリア王国の王女
- ヴィルフリル - Ben Lambert : エイダーン王国の王
- カリス - Isobel Laidler : ライリアの王妃
- パヴェッタ- Gaia Mondadori : キャランセ女王の娘の王女、シリの母
- バニエル - Judit Fekete : 魔法使い
- アーレンワルドのアーケオン (ダニー) - Bart Edwards : 呪いをかけられた騎士、シリの父
- 三羽烏のボルク - Ron Cook : 竜退治の隊長 (吹替:長克巳)
- テア - Adele Oni : ボルクの連れ
- ヴェア - Colette Dalal Tchantcho :ボルクの連れ
シーズン2で登場
- ニヴェレン - クリストファー・ヒヴュ : ゲラルトの旧友の魔法使い (吹替:坂詰貴之)
- ヴェリーナ - Agnes Born : 若い女性の姿の吸血鬼ブルクサ、ニヴェレンの伴侶
- エスケル - Basil Eidenbenz : ゲラルトの友人のウィッチャー (吹替:高橋英則)
- ネンネケ - 女神メリテレの寺院の女祭司でゲラルトの友人
- コドリンガー - サイモン・キャロウ : 探偵、フェンの相棒
- フェン - Liz Carr : 探偵、コドリンガーの相棒
シーズン3で登場
- ギャラテン - ロビー・アメル : スコイア=テルのエルフの指揮官でカヒルの友人。
- アニカ - キャサリン・マコーマック : ゲラルトの母の友人のドルイド
- オットー - Dempsey Bovell : アニカとともにいる人狼
- ヘドウィグ王妃 - Tracy-Ann Oberman : レダニアのヴィジミール王の妃
- モルナー・ギアンカルディ - Giuseppe Lentini : ギアンカルディ銀行の頭取のドワーフ
- ファビオ - Stuart Thompson : ギアンカルディ銀行の行員
- エヴァ - Cal Watson : レダニア王国宮廷の侍女でフィリパの恋人
- テリン - Frances Pooley : 魔法で自分がシリだと思わされている少女
- ヴァルド - Nathan Laryea : ヤスキエルのライバルの宮廷詩人
- ミルヴァ - Meng'er Zhang : ブロキロンの森でドリュアドとともに暮らす弓の名手(吹替:生天目仁美)
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あらすじ
要約
視点
背景
ドラマの舞台となる世界では、"天体の合"と呼ばれる異変が起き、かつてエルフ、ドワーフなどが暮らしていた大陸に人間やハーフリング、ドリュアス、人狼、ヴァンパイアなどが出現した。エルフの魔法使いは人間に魔法を教えた。
その後、魔法使いたちは魔法協会を結成し、各国に派遣されて君主に仕えるようになる。ウィッチャー(魔法剣士)は強靭な肉体を持つように変異させられ、怪物退治を専業とする。
大陸には、ケイドウェン、レダニア、テメリア、エイダーンの4大国のほか、ライリア、リヴィア、シントラなどの小国が乱立している。南方の強大なニルフガード帝国はシントラを皮切りに北方諸国の侵略を狙う。
シーズン1
シーズン1は、短編集『ウィッチャー短篇集1 最後の願い』(The Last Wish)、そして短編集『ウィッチャー短篇集2 運命の剣』(Sword of Destiny)に基づき、ウィッチャー・サーガの主要な出来事の前日譚を描く。ゲラルト、イェネファー、シリの行動が異なる時間軸で描かれる。
怪物退治を生業とするゲラルトの運命は、“驚きの法”によりシントラ王国のシリラ王女(シリ)と結びつけられる。貧しい佝僂病の少女だったイェネファーは魔法を学び、受胎能力と引き換えに美しい姿を得てエイダーン王国に長年仕えるが、失敗を犯して致仕し、子を持ちたいと願う。ゲラルトに出会い互いに魅かれる。
北方諸国の侵略を図るニルフガード帝国がシントラ王国を滅ぼし、強い魔力を持つシントラの王女シリはニルフガードの追手から逃亡した末にゲラルトに再会する。魔法使いたちの大多数は中立を決め込むが、フリンギラはニルフガードにつき、イェネファーは、さらに北方諸国を攻めようとするニルフガードと戦う魔法使いの一派に味方し、火の魔法でその軍を食い止める。
シーズン2
シーズン2は、長編『ウィッチャーI エルフの血脈』(Blood of Elves )、そして長編『ウィッチャーII 屈辱の刻』(Time of Contempt)の序盤に基づく。
北方諸国はソドンの丘でニルフガード軍を破る。イェネファーはフリンギラに捕らえられるも、二人はエルフに捕らえられる。フリンギラはエルフとニルフガードの同盟を結ばせる。イェネファーはアレツザに戻るも裏切りを疑われ、捕虜になっていたカヒルと共に逃げる。カヒルはシントラに行く。北方諸国はニルフガードと同盟したエルフを憎み、エルフはニルフガード皇帝"白炎”エムヒルの策略で北方諸国の一つレダニア国中の幼児を魔法で殺す。
ゲラルトはシリを連れてウィッチャーの故郷ケィア・モルヘンに行き、魔法と剣の訓練を施す。かつてシリが破壊した一枚岩を通って、怪物たちがこの世界に転移してくる。イェネファーはゲラルトに再会する。魔物ヴォレス・メイアがシリの力を利用して故郷の世界に戻る。シリには強大な魔法の力があり、ウィッチャーを作り出す"古き血"が流れ、エルフの救世主と予言される。その父ダニーはニルフガード皇帝エムヒルであるとわかる。魔法協会、北方諸国、エルフ、そしてニルフガード帝国がシリを探し求め、ゲラルトとイェネファーはシリを守ろうとする。
シーズン3
シーズン3は長編『ウィッチャーII 屈辱の刻』(Time of Contempt)に基づく。
ゲラルトとイェネファーはシリを守って逃げるも、ニエンス、さらにはフランチェスカ率いるエルフに狙われる。逃げきれないと悟りアレツザに行き、ニルフガードに対抗して北方諸国を団結させるため、秘密会議を催す。ニエンスの黒幕がストレゴボルだと信じて逮捕させるが、真の黒幕はヴィルゲフォルツだと知る。カヒルは皇帝エムヒルにフランチェスカ殺害を命じられるも、フランチェスカに会いシリ探索の協力を求める。レダニア王は魔法協会を手に入れるため、ディクストラとフィリパに命じてアレツザでクーデターを起こさせて失敗する。処罰を逃れるためにフィリパは王を暗殺しラドヴィッド王子を次王とする。ヴィルゲフォルツはシリを求めるエルフ軍やニルフガード軍をアレツザに引き入れて魔法協会を壊滅させ、ゲラルトと戦い重傷を負わせる。シリは砂漠に転送される。ティサイアは自殺する。
フランチェスカは我が子を殺す命令を出したエムヒルに復讐を誓う。ゲラルトとヤスキエルはシリを探す旅に出る。イェネファーら魔法協会の生き残りはヴィルゲフォルツに復讐を誓う。偽のシリがニルフガード皇帝とヴィルゲフォルツに迎えられる。本物のシリは盗賊団に加わる。
エピソード
要約
視点
シーズン1のエピソード
シーズン2のエピソード
シーズン3のエピソード
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スピンオフ
いずれもNetflix配信である。
メイキング
2020年8月26日、メイキング『ザ・ウィッチャー: 制作の舞台裏』が配信開始された。
また2020年9月2日、8話からなるメイキングシリーズ『ウィッチャー: エピソード撮影現場に密着』が配信された。
2021年12月17日には、『ウィッチャー: シーズン2より 制作の舞台裏』が配信された。
コレクション
2021年12月17日には、シーズン1総集編である『ウィッチャー: シーズン1総集編 物語の始まり』、ウィッチャーの故郷ケィア・モルヘンの暖炉を映す環境映像の『ウィッチャー: 暖炉』、『ウィッチャー: 怪物図鑑』シーズン1 第1章および第2章、エルフ、ドワーフ、魔法使い、ウィッチャーらを紹介する『大陸のキャラクターたち』が配信された。
2022年8月23日には『ウィッチャー: 怪物図鑑』シーズン2が配信された。
前日譚
ゲラルトの時代の1200年前を舞台にした実写ミニシリーズ『ウィッチャー 血の起源』"The Witcher: Blood Origins"が2022年12月25日に配信された。このメイキングである『ウィッチャー 血の起源: 製作の舞台裏』もまた同日配信された。
アニメーション
ゲラルトの師に焦点を当てたアニメーション『ウィッチャー 狼の悪夢』("The Witcher: Nightmare of the Wolf")および『ウィッチャー 狼の悪夢 怪物図鑑』が2021年8月23日に配信された[13]。
さらに、『ウィッチャー 深海のセイレーン』(The Witcher: Sirens of the Deep)の公開が予定されている[14]。
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出典
外部リンク
Wikiwand - on
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