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ウェーブ型給油艦

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ウェーブ型給油艦
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ウェーブ型給油艦英語: Wave-class tanker)は、イギリス海軍補助艦隊が運用する大型艦隊給油艦(AO)の艦級[1][2]

概要 ウェーブ型給油艦, 基本情報 ...
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来歴

国内造船所の助力のもとで行われた要求仕様の策定は1995年初頭に完了し、1996年3月に提案依頼書(RFP)が発出された。主契約者はVSEL(現在のBAE システムズ・サーフェス・シップス)社とされ、1998年5月22日より建造が開始された。

当初は2000年9月および2001年10月に1隻ずつが竣工する予定であったが、2番艦の起工は遅延した[2]

設計

船型は凹甲板型とされており、また機関配置はアフト・エンジン型タンカーとしての配置が採用されている。ただし艦尾楼上にはヘリコプター甲板マーリンHM.1ヘリコプター1機分のハンガーが設けられているため、艦橋はその分だけ艦首方向に寄っている。

また船体は、海洋汚染関連法規に従ったダブルハル構造である[1]。基本的には商船構造とされているが、抗堪性およびダメージコントロールに関連する部分のみは海軍の基準に準じている。なおレーダー反射断面積低減のため、上部構造物や補給ステーションのポストには6度の傾斜が付されている[2]

主機関はディーゼル・エレクトリック方式を採用しており、バルチラ社製12V32Eディーゼルエンジン(6,290 bhp)およびGECLM発電機4セットによって発電し、電動機2基によってスクリュープロペラ1軸を駆動する[2]。また僻地で設備が劣る港での活動を想定し、艦首および艦尾にサイドスラスターを1基ずつ設置している[1]

液体貨物は16,500 m3を搭載可能であり、うちディーゼル燃料が15,000トン、航空燃料が3,000 m3であった。またドライカーゴも500 m3を搭載可能であるほか、20フィート型の冷凍コンテナ8基を搭載可能である[1]。洋上移送装置としては、各舷に3基ずつの補給ステーションが設定されている[2]

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同型艦

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参考文献

関連項目

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