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ウニベイル・ロダムコ・ウェストフィールド

欧州の商業REIT ウィキペディアから

ウニベイル・ロダムコ・ウェストフィールド
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ウニベイル・ロダムコ・ウェストフィールド: Unibail-Rodamco-Westfield SE、通称URW)は、本社をフランスパリに置き、ヨーロッパ諸国およびアメリカ合衆国に資産を有する不動産投資(REIT)・管理会社。商業用不動産を中心に、コンベンションセンターやオフィスビルにも投資し、ヨーロッパ最大のREITである[1]ユーロネクスト・アムステルダム上場企業(Euronext: URW )。

概要 種類, 市場情報 ...
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沿革

要約
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旧・ウニベイル

ウニベイル(Unibail)はWorms & Cieフランス語版によって1968年に、ファイナンスリース部門として設立し、その4年後には、Bourse de Parisフランス語版に上場した。1991年に、不動産への投資に特化することを決め、ファイナンスリースを縮小していった。ウニベイルは、Forum des HallesやCNITフランス語版のアーケードといったフランスにある30のショッピングセンターや、Tour Arianeフランス語版を含むラ・デファンスにあるオフィスビル、Paris Expoフランス語版グループがパリの中心や周辺に保有するコンベンションセンターといった不動産ポートフォリオを形成していった[2][3]

旧・ロダムコ・ヨーロッパ

ロダムコ・ヨーロッパ(Rodamco Europe)は、1979年にオランダの資産運用会社であるRobecoオランダ語版が不動産投資ファンドとして作ったロダムコ(Rodamco)が源流となっている。Robecoが1999年に世界各地にある上場企業を複数の上場企業に分割した時に、ロダムコ・ヨーロッパが設立された。ロダムコ・ヨーロッパはフランスやオランダにあるライバル企業を買収していく過程で、ヨーロッパ14カ国にショッピングセンターや不動産を保有することになった[4]

旧・ウェストフィールド・コーポレーション

ウェストフィールド・グループの関連企業であるウェストフィールド・コーポレーション英語版は、1959年シドニー西郊の開発から事業を開始し、1960年代にニューサウスウェールズ州以外でもショッピングセンターを開発、アメリカへは1977年コネチカット州に初進出、ニューヨーク周辺やカリフォルニア州に加えて中西部にも資産を保有した[5]。1990年代には買収によりニュージーランドで多くの資産を獲得したが、2010年、オーストラリアおよびニュージーランドの事業をウエストフィールド・リテールトラスト(2014年Scentre Group英語版と改名)として分社し、アメリカおよびイギリスが資産の大半となっていた[5]

合併

2007年4月10日、ウニベイルがロダムコ・ヨーロッパの株式の8割を買い付けたことを発表した後に[6]、同年6月21日、両社の合併が正式に承認され[7]、6月25日、会社名はウニベイル・ロダムコとなった[8]

2017年12月、ウニベイル・ロダムコがウェストフィールド・コーポレーションの買収を発表[9]2018年6月に買収が完了、ウニベイル・ロダムコ・ウェストフィールドが設立された[10]

ウェストフィールドの買収により、アメリカに多くの資産を有することになり、フランスとアメリカの2か国で資産の6割を占める企業構造となった[11]。資産中、商業用不動産が85%を占める[11]。フランスではショッピングセンターと共にコンベンションセンターやオフィスビル資産を有し、その他の国ではショッピングセンターが大半となっている[12]

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主な保有不動産

要約
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ニューヨーク・1 ワールドトレードセンター内のショッピングセンター、Westfield World Trade Center
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ウィーン南部のオーストリア最大級の複合商業施設、Shopping City Süd

注記のないものはショッピングセンターの資産。

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脚注

外部リンク

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