トップQs
タイムライン
チャット
視点
エア タヒチ ヌイ
フランス領ポリネシアの航空会社 ウィキペディアから
Remove ads
エア タヒチ ヌイ (Air Tahiti Nui) は、フランス領ポリネシアのタヒチを本拠地とする航空会社である。1996年設立。すべてタヒチ資本であり、フランス領ポリネシア政府が6割あまりを出資している。


Remove ads
機材
要約
視点
運航機材

エア タヒチ ヌイの機材は以下の航空機で構成される(2021年現在)。
「タヒチアン・ドリームライナー」の通称があり[1]、タヒチの海と空をイメージした明るい青と水色を基調とした塗装で、尾翼にはフランス領ポリネシアの花であるティアレ(タヒチアン・ガーデニア)のイラストが描かれている。各機材には Bora Bora(ボラボラ島)、Rangiroa(ランギロア環礁)、Moorea(モーレア島)、Nuku Hiva(ヌク・ヒバ島)、Fakarava(ファカラヴァ環礁))、Moorea(モーレア島)、Mangareva(マンガレヴァ島)、Tetiaroa(テティアロア島) などのフレンチポリネシアの島や環礁に関係するシップネーム(愛称)が付けられている。ただしF-ONUIには「トゥパイア」という名が付けられており、これは歴史的に知られるタヒチの航海士にちなんだものである
機材は当初エアバスA340型機が運用されていたが、2018年からボーイング787-9型機で置き換えが始まり、2機購入・2機リースで順次納入された[4]。A340は2019年9月24日の運航を最後に全機退役となった[5]。
A340運用時は通常4機運航、1機スタンバイ予備機としてチャーター便運航などで運用していたが、787-9導入後は路線維持継続させ、タヒチ側の受け入れ体制整備後、A340より長い航続距離を生かした路線運用をしている[6]。
2020年3月、パリ便の給油経由地であるロサンゼルスのある米国が、新型コロナウイルス感染症の流行により、フランスを含むシェンゲン協定加盟各国からの入国を同月13日から制限するようになった[7]ため、同15日タヒチ・パペーテ発パリ・シャルル・ド・ゴール行きのTN64便 (F-OTOA) がロサンゼルスへの着陸・税関通過が不可能となった。同便は乗客が130名[8]と少なかったため重量も軽く、また偏西風による追い風運航ということもあって、途中無給油でパリまで運航可能と判断され、ロサンゼルスを経由しないノンストップ便に変更となった。同便は15日午前3時14分にパペーテを出発し、15時間45分の飛行後、16日午前5時59分にシャルル・ド・ゴール空港に着陸[9]。パペーテ・パリともにフランス領内であるため、結果的に国内線の営業旅客機としての最長飛行距離となる9,765マイル(約15,715 km)を記録した[10][11]が、この記録は同年5月にフレンチ・ビーがパペーテ - パリ・オルリー空港間で9,773マイル(約15,728 km)の飛行を達成した[12]ことで破られた。
なお16日パリ発の折返しTN67便以降は、暫定的に小アンティル諸島にあるフランスの海外県グアドループのポワンタピートル経由で運航するように変更されたが、同年6月からはカナダのバンクーバー経由となり、同12月から再びロサンゼルス経由に戻っている[13]。
退役機材
- エアバスA340-200 (F-OITN):元エールフランス運用機、元Bora Bora(初代)
- エアバスA340-300 5機:F6C24Y264→C32Y264(2013年頃変更)、2019年9月全機引退
Remove ads
サービス
2018年11月の787-9型機導入以降のクラス編成は「ポエラヴァ ビジネスクラス」(ビジネスクラス)、「モアナ プレミアム エコノミークラス」(プレミアム・エコノミー)および「モアナ エコノミークラス」(エコノミークラス)の3クラス制。全クラス個人用モニター設置、Wi-Fi対応可能[14]。
A340-300型機では、ファーストクラスが機内リニューアルに伴って廃止され、ビジネス・エコノミーの2クラス制であった。
スカイトラックスの「ワールド・エアライン・アワード」において、2003年より2008年まで6年連続して「太平洋地区ベストエアライン賞」を受賞している。
運航路線
なお、国内線はエアタヒチが運航しており、エア タヒチ ヌイによる運航ではない。
休止路線
また、新型コロナウイルス感染症流行による減便・運休時には、中国から医療物資輸送のため、東京(成田)経由で上海(浦東)からの貨物チャーター便も運航された。
日本路線
日本には成田空港(第2ターミナル)に乗り入れており、2023年10月現在、成田 - パペーテ週2便の運航となっている[1]。関西空港発着便は2008年10月1日に休止となったが、成田発関空経由パペーテ行きのTN87便とパペーテ発成田経由関空行きのTN88便として運航し、成田から関西経由便に搭乗してパペーテに向かう乗客は、関西で一旦降機して再搭乗していた。なお、新型コロナウイルス感染症の流行前には上記のパペーテ - イースター島のチャーター便を運航しており、チリの首都であるサンティアゴ経由よりも早くイースター島に到着できる最短ルートとしてパックツアーの宣伝がなされていた。
コードシェア
エア タヒチ ヌイは下記航空会社とコードシェアを行っている(2023年11月現在)[15]。
このほか、パリ - ブリュッセル間でフランス国鉄とコードシェアを行っている。
日本支社
日本支社は東京都中央区銀座8-9-18のKDX銀座8丁目ビル9階に位置する[16]。タヒチがフランス領である関係から、日本での営業業務の一部を以前はエールフランスが総代理店として業務を行っていたが、資本関係はない。
脚注
関連項目
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads
